ご注意下さい!! 振り込め詐欺メール



2012年8月6日(月)


photo by Philo Nordlund


金曜日の朝、メールを開くと、振り込め詐欺メールが来ていました。
私の知人になりすまし、海外送金させようとするのです。

内容を少し不審に思ったのですが、本当かもしれません。
本当だったら、さぞ知人は困っているだろうと思い、メール返信をしました。

それからのやりとりで、ますます不審感がつのり、結局不正メールであることが判明しました。

【お願い】
もしかしたら、皆様のもとに、私を騙って同じような詐欺メールが行くかもしれません。
大変申し訳ありませんが、以下をお読みいただき、
決して返信をしないようお気を付けください。


1) 最初のメールは、BCCで来ます。
私に来たメールは、英語でした。
「海外にいる間に財布を無くした。現金、カードが入っていた。
急ぎ、1750ドルが必要。
そのうちいくらでもいいので、貸してほしい。
貸して下さる方は、後ほど詳細をお知らせしますので、ご返信ください。」

2) 差出人の表示名は知人、そのアドレスも知人のものですが、
返信機能を使って返信すると、宛先は違うアドレスになっています。
ここで送信ボタンを押してはいけません。
ちゃんとアドレスを確認して下さい。
偽造アドレスは、本物にすごく似せて作ってありますから、よく注意してください。
私はしっかりアドレスを確認せずに、送信してしまいました。
ここで初めて犯人は私の名前を知るわけです。

3) 必ず本人と電話で話し、事実確認をして下さい。
私も電話で話したい、泊まっているホテルを教えて、と伝えたところ、
「電話は使えない。ホテルには連絡できない」と言ってきました。
この時点で相当怪しいです。
そしてなおもメールが届きます。
「だれも私を助けてくれない。馬鹿にしてからかう人もいるくらい。
あなたもそんなことを私にするの?」 
私の知人はそんな厭らしい言い方をする人ではありません。

そこで初めて、もしかしたら詐欺かもしれないと思い、
知人の家に電話をしてみました。
運よく知人は在宅しており、
電話に出るなり「スパムメールでしょう。無視して!」と言ったのです。


知人は続けます。
「お金を借りるなら、最初に家族に頼むわよ。なんで友人に頼むのよ。」
そうですよね。
その通り。
私もそうだと思います。
でも、もしかしたら私の知らない事情があって、
家族には頼れないのかな~、なんて思ってしまったんですよね。


皆さま。
お金の無心にBCCで一斉メールを送ってくることから、
最初に「おかしい」と思って下さい。
そして、
少なくとも、私が海外でお財布を無くしても、
皆さんに一斉メールすることは絶対にありません。
ご承知おきくださいませ。


振り込め詐欺は、電話だけではないのですね。
私の場合は海外からの英語メールでしたが、
おそらく日本語でもあると思います。
皆様、本当にお気を付けください。


2日間、このやりとりで週末はぐったり疲れてしまいした。
何が疲れたって、
正直に白状すると、私は知人の方を
「もしかしたら私に詐欺行為をしているのかもしれない」と疑い続けたのです。
全く信頼しきっている人だったので、もし詐欺師だったらすごくショック、と。
その思いで、寝込むほどでした。

電話で声を聞いたときは、本当にホッとしました。
そして、心の中で謝りました。
「疑ってごめんね。そうよね。あなたはこんなことしないわね。」

でも、振り込まなくって本当にヨカッタ。
(おしまい)





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