【お知らせ】STYLE STOREのコラムにブログが紹介されました。



2017年1月21日(土)

本日STYLE STOREさんのコラムページで、
前回のブログ記事が紹介されました。

会社として、個人としての今年のテーマを書いたもので、
お正月恒例のようなものです。
自分が忘れないように、
そして、改めて足元を見つめるための作業として
毎年ブログに書き留めているのですが、
こうして外のサイトで取り上げて頂くと、
自分がむき出しになったようなで、恥ずかしいですね。
慌てて読み直して、書き加えた部分もあります。

でも、今回このように取り上げて頂いて、
とても良かったと思うことがあります。

それは、バイヤーの畠田さんのコメントにあります。

「どんな物事にも柔軟にあるためには
自分にきちんと芯がなければいけない」

ああ、そうか。
柔らかく誰かを、または何かを包むには、
包む自分に芯がなければいけないのだ。
相手が安心して包まれるには、
もっと言えば委ねられるには、
それがしっかりしていなければならないのだ。

それをこの若くて聡明な女性に
さらりと言われてしまった。

包む、包むなどと簡単に言ってるが、
本当のテーマは、何事も包めるような
強い自分になる事。
そのことがまずなければならない。

そうか、そうなんだ。
私の本当のテーマは、強くなること、なんだ。

このことにしっかり気づかされた一文でした。

畠田さん、ありがとうございました。





今年のテーマ



2017年1月5日(木)

お正月に、ちらりと目に入ったテレビ番組。
心理学者の人が言っている。

「年頭に目標を掲げた人は、掲げない人の○倍
その年の終わりには目標に近付いている」

なんか、そういうような内容だった。

一年の間、そのテーマのことを忘れていてもよいそうだ。
脳のどこかでそれを記憶しており、
無意識のうちに何となくそれに近づいているのだとか。

もしそれが本当であれば、
毎年このページにこうやって
「今年のテーマ」
などと大げさに宣言することも、
意味があるということだ。

そして、ぐっと気が楽になる。
一旦言葉にして記しておけばよいのだから。

これまでのテーマを振り返ってみると、
なるほど、一年間は忘れていても、
なんとなく頭の中にずっとあるような気がする。
そのどれもが「よしやった。充分遂行できた」と
ガッツポーズで叫べるほどではないが、
それでも足元の小石を積み重ねるように
一年を過ごしていたという実感はある。

なんせ書いておけばいいのだな。

ということで、今年のテーマ。
昨年の暮れから、何にしようと考えていた。

多くの人が口々に言う。
「来年は更に大変な年になる」
「何か大きな出来事が起こる」
「世界的な大恐慌も覚悟しなければ」
「諸国の首長がつぎつぎに国粋的になる」
などなど。
シアワセそうな意見が全く聞こえてこない。
世界はますます緊張状態に入るのだろうか。

元旦が過ぎ、
今年は浮かれ気分が早々と風に吹かれてどこかへ行ってしまったなぁ
と感じていたある朝、
目覚めのまどろみの中でつらつらとこれからのことを考えていた時、

柔能く剛を制す

という言葉が浮かんだ。

今緊張状態のますます激しくなる中で、
角の丸い柔らかさ、
強い力を一旦受け止めてやんわり流すという
日本人特有のものごとへの対処の仕方が
とても求められるようになるのではないだろうか。

一昔前、海外との交流が日常レベルになり、
グローバル化が声高に叫ばれるようになったころ、
私たちは自身を卑下するように
「曖昧な日本人」というレッテルを自分たちに盛んに貼った。

相手の話をうんうんと頷きながら聞き、
その意見に同意するかどうかよりも、
「今あなたの話を一生懸命聞いていますよ」と態度で示す方が大切だと思う民族性が
「意見を持っていない日本人」だと恥ずかしく思い、
情けない気持ちにみんなでなった。

かく言う私もそのうちの一人で、
自分を全否定した時期が何年かあった。

でも、あら? ちょっとまって?
今外国から多くの観光客が日本に集まって、
それでみんなニコニコと気持ちよく過ごしているのは、
そんな曖昧な日本人の柔らかさに触れて、ホッとしているからじゃないの?

初めての人に疑いを持たず、精一杯のおもてなしをする人たち、
この人たちの曖昧な文化、
柔らかい人あたりというものを求めてやってきているのではないの?
「まぁまぁまぁ。」
「とりあえずいっぱい。」
「そうはいってもねぇ。」
「なんとかなるでしょ。」

相手の力を吸収してやんわりと脇へ流す。
それこそが、今地球規模で求められているのではないだろうか。

そうだそうだ。
それだ。
柔は剛を制すのだ。
力に対して力で応えるのではなく、柔らかさで力を吸収するのだ。

だんだん頭が冴えてきた。

そんな中、
さて、harukiiはどうあるべきか。
何を商品に込めようか。
何をお客様に伝えようか。

包む。

次に浮かんだ言葉がこれだった。

そう、harukiiは包むものを作っている。
首を包む、肩を包む、背中を包む。
包んで守る。
包んで温める。

剛も柔も
大も小も
長も短も
みんなぜーんぶ包んで
それらを取り巻くいろいろな緊張から守る。
そして、緩めて温める。
それがharukiiの仕事。

なーんだ。
それか。
特別なことではない。
今年に限ったテーマではない。
harukiiは初めからそういうものをつくっている。
当たり前のこと。

それでも、今年のテーマは『包む』にしよう。
今ことさらに大切なことだと思うから。

『包む』

5年前に会社を始めたときから持っているテーマ。
社会情勢はどんどん変化しているが、
今年は今一度、初めに立ち返り、
『包む』をテーマにしよう。

今年一年、このテーマは
私の脳みそのどこに引っかかっているのだろうか。
その間、世界はどう変って行くのだろうか。

あーあ、
朝から頭使っちゃった。
もう一度眠りに引きずり込まれそうだ。
私のぼんやりした頭は、
柔らかな朝日に包まれている。

ああそうだ。
こうやって優しく包まれるのもいいな。
「委ねて包まれる」もテーマに加えておこう。





2017年 明けましておめでとうございます。



2017年1月1日(日)



皆様、あけましておめでとうございます。

いよいよ新しい年になりましたね。
皆様はどんな元旦をお迎えでしょうか。

昨日まで年末で、
何か終わりに近づくという感傷もうっすらと感じていたのに、
一日日付が変わっただけですべてが一新。
明るい明日と希望を胸に思い描く自分がいます。
元旦とは、なんと特別な日なのしょう。

考えてみれば、暦というものに沿って毎日を過ごしている人間は、
地球上に多くいますが、
人間より数の多い動植物は、
昨日と今日の違いはほとんど感じてはいないのではないでしょうか。
昨日の方が餌がちょっと取りやすかったとか、
今日の方が風や波が強いとか、
そんな違いだけで、
終わりから始まりに一日で変わる、という
劇的な変化をしらないのだと思います。

そう考えると、
地球上の様々な地域で、
とても多くの人間が
それぞれの風習や伝統、考え方で
別の生き方をしていますが、
その人間たちが
共通して一月一日を一年の始まりとし、
それに沿って生活を組み立てている
ということは、
なんと荘厳なことなのでしょう。

やはり、昨日と今日では空気が確実に変わっています。
澄んで清らかになっています。
とても不思議ですね。
地球全体の空気も変わっているのでしょうか。
そうだとしたら、それは、
人間の文明と智慧が変えた空気だと言っていいではないでしょうか。

もしかすると、
その空気の違いを
動植物も感じているかもしれませんね。
そうだと良いですね。

皆様、どうぞ今年も健康で明るくお過ごしになられますよう、
心よりお祈り申し上げます。

本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

2017年元旦
harukii
髙橋裕子
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