桜のつぶやき



2013年2月27日(水)

梅は咲いたか、桜はまだかいな、という季節である。
昨年は梅を見に、近くの公園に行ったが、
今年はまだ見ていない。
駅までの道に紅梅が咲いていて、
行き帰りにそのお宅の塀から覗く枝を見る。
それで、結構満足している。

今年の二月は、寒さが厳しく感じる。
いつまでたっても、例のロングダウンコートが手放せない。
街ゆく人を見てみると、ロングはさすがにないが、
ダウンコート率は高い。

なのに、花粉は飛んでいるという。
杉の花は、寒さをあまり感じずに咲くのだろうか。
「そんなの気にしてたら、咲きそびれちゃうわよ。
さっさと咲いて、どんどん悪態吐かれて、
早めに店じまいするのよ。
いつも通りよ。
環境には流されないのよ。」
なんて言っていたら、なんだかカッコいい。
でも、やはり花粉は憂鬱だ。

そこへ行くと、桜の木は寒さに敏感だ。
我が家の近所の桜たちは、まだまだ蕾をぎゅっと固くしている。
「さぶいわね~。今何月? まだ一月?」
「もう二月も終わるころですってよ。」
「ひぇ~、もう三月なの? どうする? 間に合うかしら。」
「間に合うって、何に?」
「卒業式よ。桜舞い散る卒業式。
卒業証書を手に持って桜吹雪の下で記念写真撮るじゃない。」
「あぁ、そうね。むか~しは、入学式が桜満開の時期だったらしいけど、
最近はもっぱら卒業式ね。」
「そうよ。『制服のボタン下さい』って言われなかった男の子たちの、
第二ボタンを桜の花びらでそっと隠してあげるのよ。
そういう私たちの思いやり、分かってもらってるのかしら。」
「さぁ、分かってないんじゃないの?」
「そうよね。は~、なんだか春って、切ないわね。」
「そうね。それに私なんか花粉症なのよ。」
「え? 杉の花の?」
「そう、杉ちゃんにやられちゃって、もうくしゃみが止まんなくて。」
「あぁ、だから風もないのにいつも揺れてるのね。
私もそうかも。涙が止まらなくて。」
「きっとそうよ。その樹液をながしてるの、杉ちゃんのせいよ。」
「なんか、メランコリックだわね~、春。」
「そうね~。メランコリックだわね〜。」
「はぁ〜。」

みなさんのお近くの桜たちは、どんな会話をしていますか?
耳を澄ませば、なにかしゃべっているのが聞こえますよ。
きっとね。





目からの情報



2013年2月26日(火)

何かを出し切ったのだろうか。
頭の中が真っ白である。
脳のしわが伸びきっている、という感じだ。

脳みその働きは不思議だ。
目からの情報をどう処理するのか分からないが、
ある新しい物体に対し、色や形、内容、自分との距離などを
即座に見極め、そして自分に引きつけるべきかそうでないかを
瞬時にして決定する。
そして、その決定事項を身体の末端まで伝達し、
それによって、手が伸び、顔が感情を表す。
その間、0.000000秒
あっというま、いや、あ、さえ言えない速さ。

表参道での3日間の展示会で、新たな発見であったのが、
目がその色や形という情報に加え、
感触、という情報を掴みとっている、ということだ。

感触は触ってみなければわからない。
しかし、ある程度の質感は、経験値から感じ取ることができる。
もちろん、その素材、物質に馴染みがあることが前提だが。

そして、その目から入った情報を処理しながら、素材を触るとき、
脳が予測した質感、感触が裏切られる場合がある。
その瞬間、脳はどう反応するのか分からないが、
お客様の表情はパッと輝く。

「あら~。柔らかいわね~。見た目よりずっと柔らかい。」
harukiiの展示会でよく聞かれた言葉だ。
ある程度の柔らかさは、見た感じで伝わっているのだが、
実際の感触が、その予測を超えていた。
物がすぐ目の前にあってさえ、予測しきれない質感。

一目見ただけで、色や形以外にもある程度の質感を予測しているからこそ、
予想外の柔らかさに、皆さん驚かれたのだ。
感触は皮膚から直接脳に伝わる。
その情報と目からの情報が一致せずに、
驚きの声が漏れる。

柔らかさを一番大切にしているharukiijには、
皆さんの反応が嬉しかった。
そして、ウェブサイトでどんなにクローズアップの写真の載せ
言葉を尽くして説明しても、
この感触を伝えることが難しいことも分かった。

これからは、お客様に手に取って頂ける機会を
多く増やしていきたい。

そして、
目で見て楽しんで、
触って驚いて、
纏って幸せになる、
そんな商品を、丹念に作っていきたいと思う。




harukii exhibitionにご来場いただきました皆様へ



2013年2月25日(月)


先週21日より三日間
東京表参道のギャルリーワッツにて開催されました
harukii exhibitionにお越しいただきました皆様。
ご来場、誠に有難うございました。

大変多くの皆様にharukiiの商品を
実際に手に取り、身に纏ってみて頂くことができ、
とても幸せな三日間となりました。

仕事の合間や、その後、
またわざわざ遠方からおいで下さった方もありました。
貴重なお時間を割き、harukiiの展示会にご来場いただきましたこと、
誠に光栄に存じます。
ここに改めて、お礼申し上げます。


皆様が商品を身に付けて、
鏡の中のご自分をご覧になるとき、
私もご一緒におしゃれの旅を楽しませて頂きました。

初めから「このストール」と、一目でお好みを決められる方、
また、ストール自体身に着けたことがなく、
どのように着こなしたらよいか、私にアドバイスを求めて下さった方、
いろいろな方がいらっしゃいましたが、
皆さん、すでにお似合いの色、お好きな質感をはっきり持っておいででした。
それをそばで拝見していて、私にも新鮮な驚きがあり、
とても楽しゅうございました。

今後もこのような会を催していきたいと考えております。
どうぞ皆様、またharukiiの展示会にオシャレを味わうひとときを楽しみに、
おいで下さいませ。

ご来場、誠に有難うございました。


株式会社はる希
代表取締役 高橋裕子


フォトグラファー 3歳



2013年2月23日(土)

初日に来場して下さったお客様。
3歳、そして9ヶ月の男の子二人のお母様。

おにいちゃんは、わんぱくざかり。
ちっともじっとしていない。

私のiPhoneを貸してあげたら、

自分に興味が。

そして、そのうち、もうお母さんを撮りたくて撮りたくて。


 お母さんを追いかけて追いかけて。


夢中になってシャッターを押しまくっている。



おかげで、すばらしい写真が私の手元に残りました。
ありがとう、3歳の写真家くん。
大切に使わせていただきますね。
報酬は、チョコレートだね。
わかりました。




お天道様、ありがとう



2013年2月(金)

ああ、今日も『えええええええ.....』になりそうだ。。。
日付さえ、まともに、かけない。
ハイ。あきららめて、明日の朝にしまます。
ちゃんと起きられるでしょう鵜化。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


2013年2月23日(土)

ということで、たっぷり睡眠をとった朝です。

あぁ、ゆうべもかなり瞼が閉じてたのだなぁ。
たまには、ゆめうつつのままで
最後まで文章を書ききってみるのも面白いかも。
何時間かかるか分からないが、
本人にはコントロールできない何かが浮き出てくるかもしれない。

それにしても、『鵜化』ってなんだ。

鵜化: 鵜のようになること。転じて、ヒトの言いなりになること。
    鵜飼の意のままに操られるということから。
    例文 「ああ、彼も最近鵜化してきたね。」「うん、奥さんやり手だからね」

↑ 大ウソです。こんな言葉はありません。


*******

展示会初日も、昨日も、多くのお客様が来場して下さった。
遠路はるばる、新潟からのお客様もあった。

皆さんそれぞれに気になるストールを纏い、
少し照れながら鏡を覗き、
ご自分に似合う色を発見して、
楽しく過ごし下さった。

そして、ストールをお買い上げくださったり、
秋に発売になるのを予約して下さったりした。

本当に、有難く、有難く、有難く。

幸福な二日間があっという間に過ぎて、
今日は最終日。
幸運にも、東京は今日も晴れ。
お天道様にも感謝しなければ。

すごく楽しい一日になりそうだ。




どうして瞼が。。。



2013年2月21日(えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ

ハッ。
なんということだ。

キーボードに手を置いたまま、眠ってしまった。

♪ どうして瞼がとじるのかな。
 夜更かしすーると閉じるのかな。
 だめだと思っても閉じるもんなぁ。
 かぁさん、かぁさん、上瞼とした瞼が、
 くっつくぞ。

はい。
もう寝ます。
オヤスミナサイ。ZZZ

この三日間



2013年2月21日(木)

明日からの展示会の準備をしていて、真夜中になってしまった。
というより、もうすぐ朝だ。
そして、明日からではなく、今日からだ。
4時間後には、会場に行って、商品の搬入を始める。

販売をする展示会は、いくつか経験はあるものの、
すべての準備を一から行うのは初めてだ。
何か不足しているものがないか、
想像力を総動員して考えてみる。

この三日間は、臨時に店舗を持つのと同じだ。
三日間、私は店長になり、お客様をお迎えする。

どんな方がいらして下さるのだろう。
心地よい空間だと楽しんで下さるだろうか。

ストールの販売、秋物の予約受注会と銘打っているが、
ただ遊びに来て下さるだけで構わない。
青山での食事や買い物の途中で、
ちょっと立ち寄って下されば、有難い。

二月も後半に入ったが、東京はますます寒くなっている。
今日は昨日より冷え込むそうだ。
ギャルリーワッツに入って、暖を取って頂きたい。
温かいお飲み物でお迎えしたい。

この三日間、私も店長という役を楽しもう。
どんな方にお会いできるか、ワクワクする。

皆さま、ギャルリーワッツへ、どうぞお越しくださいませ。





サラセン



2013年2月19日(火)

サラリーマン川柳の百首が発表された。
これから一か月間、一般の人に投票され、
一位が決まるそうだ。

私ならどれを一位にするだろうか、と
忙しくてそんな暇などないはずなのに、
ついつい百首を読んでしまった。

そうしたら、頭の中が、にわかに五・七・五、になってしまった。
いや、べつに川柳になっているわけではなく、
頭の中の独り言が、単に七五調なのだ。


気付いたら、もう12時だ、仕事しろ。

晴れ男、女でもいいから、来てほしい。

明日の朝、銀行一番、あれ二番。

ちょっとまて、ソックス履けば、いいものを。

だめだだめ、川柳なんか、どっかいけ。


皆さん、仕事中には『サラリーマン川柳』
読んではいけませんよ~。

『サラリーマン川柳』のページはこちら >>>

でも。。。

だめよだめ、ほんとにクリック したらダメ!




harukiiオリジナルパッケージのこと Ⅱ



2013年2月18日(月)

harukiiのオリジナルパッケージが
中村麻由美さんという本のデザイナーにデザインして頂いたことは、
以前ブログで紹介した

その時点では、パッケージは中村さんに手作りして頂いていた。
そして先週末、ついに工場生産によるパッケージが納品された。
工場生産分から、harukiiのロゴが入る。

そして、カード差込口にはスマイルマークのようなカーブが付いている。
カードを差し込むだけで、なんとなく可愛らしい。

マチも二段付けて頂いたので、厚みのある商品も無理なく包むことができる。

このパッケージを企画した当初から、
「TATOU(畳・たとう)」というテーマは決まっていた。
harukiiの商品を包んでお渡しするだけはなく、
その後お客様が何かを包んで保管するためにお使いいただけるパッケージ。
着物の畳紙にイメージを借り、それと書類挟みとを融合させたような仕様。
厚い紙を使い、書類をしっかり包む。
B4サイズのものまで包める。
仕事の書類、手紙、写真、子供のお絵かきなど、
大切なものを保管するのに使っていただきたい。
イメージ通りのパッケージが仕上がってきた。


先ほど「ついに」と書いたのには事情がある。
パッケージの企画に取り掛かったのが、昨年の9月の中ごろ。
中村さんと前回のギフトショーで知り合い、
その後デザインを依頼し、
何度も試作を繰り返して頂き、昨年末にデザインが決まった。

そして、その本生産を依頼する印刷工場を探すのに、
また時間がかかった。

今回パッケージを発注した工場さんは、『福永紙工株式会社』という。
東京都立川市にある印刷工場さんだ。

福永紙工さんに決まるまで、実は他2社から見積りをもらっていた。
見積りをもらっただけではない。
中村さんとそれぞれの会社を訪問して、
こちらからはharukiiのコンセプトやパッケージのイメージを伝え、
印刷会社さんからは得意とする印刷、デザイン、マーケットについて
説明を聞いた。

3社とも、それぞれに得意な分野では突出しており、
すばらしい印刷所さんだった。
どちらに頼んでも、仕上がりは素晴らしいことは分かった。
その上で福永紙工さんにお願いしたのは、
一番harukiiのイメージに近いお仕事を、これまで多くされていたからだ。

福永紙工さんは、受注印刷の他に、
『かみの工作所』というプロジェクトを運営されている。
このプロジェクトでは、様々な分野のデザイナーと協働し、
紙を使った面白くて、すぐれたデザインの製品を生み出している。


~かみの工作所 カタログより~

印刷工場がいろいろなデザイナーさんと組んで、自ら発信する、という姿勢に
とても惹かれた。
パッケージの作製だけではない。
今後、いろいろな紙製品の作製を依頼することになるだろう。
その時々で、素晴らしいアイディアと適切なアドバイスを頂けると思う。

2月21日から行う表参道での展示会にどうしても間に合わせたくて、
ご担当の京野さんに納期の無理をお願いした。
サンプルづくりも含めて、一か月足らずで納品して下さった。
超特急である。
もちろん、仕上がりは完璧。

お見事の仕事ぶりである。
感謝感謝。

*********

ギフト・ショーでもとても評判の良かったharukiiオリジナルパッケージ。
今回、表参道の展示会で、商品を購入して下さったお客様には、
ご来場への感謝を込めまして、
すべての方にこのパッケージで商品をお包みすることに致しました。

リボンは6mmのサテン。
色は、三色からお選びいただけます。
オフホワイト

ピンク

ブラウン

また、ギフト用には、リボンの仕様を変えてお包み致します。

皆様どうぞ、お楽しみに。


福永紙工さんの【かみの工作所】のサイトは、こちら >>>
見ているだけで楽しい気持ちになります。







銭湯



2013年2月17日(日)

自宅のお風呂場を改修している関係で
銭湯を利用している。

我が家は大変幸運なことに、
銭湯の裏にある。
平成に入り、東京23区内の住宅街からは、
ものすごい数の銭湯が消えてしまった。
代わりに現れたのは、スーパー銭湯という、
娯楽を中心にした大きな施設。

でも、町の銭湯の根強いファンはいるようで、
残っている小さな銭湯は、とても頑張っている。

我が家の裏の銭湯は、つい最近まで薪でお湯を沸かしていた。
だから、銭湯の裏には、薪がうず高く積まれていた。
最近は薪の姿は消え、代わりにBMWが止まっている。

銭湯に入るのは、何年振りだろう。
お客様はみな常連さんたちのようだった。
脱衣所に入ると、お風呂から上がったばかりの女性たちが
皆思い思いに涼んでいて、
お互いにたわいのない会話を交わしている。

きっと自宅にもお風呂はあるのだが、
銭湯が好きで、通ってくる人たちなのだろう。
服を預けるロッカーには、長期貸し出しのロッカーもあり、
いちいち石鹸やシャンプーを持ってくる必要がない。
そのロッカーは、すべて利用者で埋まっていた。

銭湯は広くて、天井も高い。
正面の壁には、新緑の白樺林が描かれている。
富士山もいいが、白樺もなかなかいい。

浴槽はいくつかに分かれており、
私はジェットバスに入った。

近眼の私は、裸眼で、しかも湯気が立ち籠る銭湯では、
壁の表示が見えにくい。
以前銭湯に入ったとき、
何と書いてあるのかと思って
湯船に入りながら壁の札に近づいたら、
いきなり「ビリビリ」っときた。
壁には、『電気風呂』と書いてあった。

それ以来、他の湯船には入らないようにしている。
入るのはジェットバスの湯船と、薬草の湯船。
ジェットバスで身体をもみほぐし、薬草の湯でさらにリラックスさせる。
温度がいつも家で設定するより、かなり熱い。
でも、慣れると体の芯から温まる。
大きな湯船と高い天井。
たっぷりの湯量と、女たちの笑い声。

銭湯、なんだかいいな。
こんなに近くにあるのに、全く利用しようとしていなかった。
家のお風呂は改装して新しくなるというのに、
もしかしたら、私は銭湯通いを始めるかもしれない。
身体が冷えない距離にある我が家までの道のり、
「ここにオープンカフェなどあって、
ちょっと寄って冷えたビールかシャンパンが飲めたら、最高だな」
などと考えながら、足早に家に戻った。




続・お風呂の改修



2013年2月16日(土)

昨日の続きです。

(今日も何となく瞼がアブナイですが、頑張って書きます。)


工事が始まる前夜、最後のお風呂に入った。

築38年になろうとするこの家で、
38年間汗を流し続けてくれたこのお風呂とも
今夜でお別れだ。
と思うと、お疲れ様、ありがとう、という気持ちが湧いてくる。
お風呂の中で考え事をよくした。
そこで思いつくアイディアに助けられたこともよくあった。
そして、居眠りも良くした。
お湯と体温が同じくらいになって、湯冷めしそうになりながら、
それでもうつらうつらする気持ちよさ。

寒い冬は熱ーいお湯に浸かって、じんわりと体を温めた。
お湯が熱すぎると鳥肌が立って、寒いような錯覚に陥る。
面白いなと思いながら、その鳥肌が消えていくのをじっと見ていた。

最後の夜、母と話して、時々する『デトックス』をすることにした。
デトックスは体の毒素を外に出すことで、
我が家では、お塩と日本酒をたっぷり入れて、
ぬるめのお湯に浸かる。
そうすると、汗がどくどくと出てきて、とてもさっぱりする。
翌日には肌がつるつるし、髪もしなやかになる。

いつものデトックスは、我々の身体のメンテナンスのために行うのだが、
その夜はお風呂場に「ありがとう」という気持ちをこめて行った。
でも結局、私たちがいつものようにイイ気持ちにさせてもらった。

仕舞い湯に入った私は、上がった後で、お湯を落し、
最後の掃除をした。
「36年、ありがとね。」
そういいながら、浴槽やタイル、蛇口などをこすった。

 お風呂場にタイルを使うなんて、昭和の時代を感じさせる。

カビの生えていない、真っ白い目地。
母が丹念に手入れをしてくれたおかげだ。
だから、毎回気持ちよくお風呂の時間を楽しめた。

蛇口三兄弟。
お湯と、お水、そして夜間電力で沸かす熱湯。
特に熱湯の蛇口にはお世話になった。
お客様に出すおしぼり、お酒のお燗のためのお湯、
そして、湯たんぽのお湯。
蛇口をひねるとすぐに熱湯が出るので、
浴槽にお湯を溜めるのににそう時間がかからなかった。

そして、今では信じられないが、壁はペンキ塗りだった。
もうペンキがひび割れて、どこかの惑星の地表のようになっている。

ガラス戸の模様。
これも、もしかしたら今ではあまり見られないのだろうか。

新しいお風呂は、モダンなシステムバスだ。
浴槽はバスタブに、
蛇口はタップにかわる。
そして、暖房が付き、浴槽が浅くなる。
洗い場の床は、滑りにくくクッションが利いている素材。
手すりもあちこちに付く。
老人が快適に、そして怪我をしないように、
よく考えられている最近のお風呂。

きっと新しいお風呂にはすぐに慣れて、
「やっぱりお風呂は新しい方が良いわね~」などと言うのだろう。

工事は始まった。
いままで使っていたすべてのものが、ゴミとなって運び出された。
むき出しになった壁や天井は、38年前の新築工事のころを思い出させる。

このお風呂場だけ、来週から新しくなる。
築38年の昭和の家に、最新のシステムバス。
どんなふうに38年の先輩たちの中に溶け込んでいくのだろう。
はやく来い来い、あたらしいお風呂場。
私はそれを楽しみにしながら、これから少しの間、
昭和の代表、銭湯に浸かりに行く。
それもまた、一興なり。

(あー、また瞼がくっつく寸前でした。あぶなかった~。)




お風呂の改修



2013年2月15日(金)

いよいよこの日が来た。
昨夏、緊張しながら受けた、父のレベルチェック。
そして、父は、要支援1というランクを授かった。

そもそも、寒くて入りにくいお風呂を老人仕様に変えようということから、
受けたレベルチェックだった。

今年に入り世田谷区に援助金の申請をした。
そして、やっと工事が始まるのだ。


ああ、ここまで書いて、続きが書けない。。。
寝不足がたたり、どうしても瞼が閉じてしまう。
上の7行を書くのに、30分かかっている。

スミマセン。
続きは、明日。
オヤスミナサイ。


もしかしてもしかして♥



2013年2月14日(木)

もしかして、もしかして。
このブログ、どこかをクリックすると、
マウスのポインターから、ハートがいっぱい出てくる?
それって、今日だけ?
今日がバレンタインデーだから?
Bloggerというブログサービスの、スペシャルサービス?

出てくる時と、出てこない時がある。
どうしてだろう。

皆さん、やってみて下さい。
もしかしたら、私の幻覚かもしれませんが。

あ、チョコレート買うの忘れた!

心を離さない



2013年2月13日(水)

このブログでは、めったに他の人のブログを紹介していない。
とは言うものの、
良いと思ったブログや心に沁みる文章は、積極的に紹介したいと思っている。

友人のブログが月に二度ほど更新される。
なので、二週間から一か月に一度ぐらい、チェックしてみる。
友人は子育て真っ只中のお母さんなので、
ブログを書くこと自体、大変なことである。
しかし、そんな彼女の書く文章からは、
実感が伝わり、子供の素晴らしさが分かる、
とても良いブログだと思っている。

それは、彼女が子育てにある程度の距離をもって、
客観的に自分と子供を見ているからだと思う。
子育ての経験がなく、これからもおそらくしないであろう私が読んでも
面白い。
現役ママさんたちには、アドバイスや参考になる意見がちりばめられていると思う。

夕べ、彼女の最新のブログを読んだ。
その中に、次のような文章があった。

「~子育て雑誌で以下の言葉を見つけました。

3歳までは肌を離さない。
7歳までは手を離さない。
13歳までは目を離さない。
19歳までは心を離さない。

子育ての鉄則だそうです。」

読んだときは、ふーん、そうか。
なるほど、と思った。

そして、今日、高齢になる父の背中に手をやり、
身体の痛みを和らげようとしている母の姿を見て、
人間が終わるときは、
この反対の順番で終息していくのかもしれないと思った。

成長と違い、何歳までは、というのはない。
ごくごく大雑把に言えば、
赤ちゃんから大人になるまで、成長のスピードが多くの人間に共通しているのに対し、
死までのスピードと道のりは、千差万別である。
老い衰えて死を迎える、
または病気による死も、その期間は長かったり、短かったりするが、
必ず四つの過程を経て、終わりを迎える。
いや違う。そうではない。
もしこの四つの過程を経て終わることができれば、
本当に幸福なのだと思う。
そういう終わり方ができれば、
全く良い人生だった、と言えるのではないだろうか。

赤ちゃんからの成長を見守る心は
「親」の心である。
しかし、大人の衰弱を見守る心は、
親の場合もあるし、伴侶、子供、友人と、さまざまだ。

「心を離さない」関係にあった人間が、その後目を離さなくなり、
次第に手を取るようになり、
最後には、身体のいろいろな部分への労わりを増やしていく。
そうすることで、横たわる人間は、不安を和らげ、
安心し、眠りについていく。

人間の始まりと終わりは、かように似ている。
そして、人は何も持たずに生まれ、何も持たずに死んでいく。
私たちは、その間ずっと、いろいろな物や事に惑わされながら、
右往左往している。
何のためなのだろう。
もしかしたら、自分の最期に「肌を離さない」でいてくれる人の手を掴むために、
あちこちにぶつかって生きているのではないだろうか。

私の父は、どうもそれに成功したのではないか。
そういう意味では、彼は人生の成功者になりつつある。

でも、まだまだ予断は禁物ですよ、お父さん。
本当の成功には、まだしばらくありそうですからね。
頑張ってくださいよ♪



クリーンヒット



2013年2月12日(火)

終電近くの地下鉄に乗った。
かなりの混みようだ。
何本もの線が乗り入れている大きな駅で、
更に多くの人が乗り込んできた。
そのほとんどが、きっと酔っぱらっている、という車内。

私は、二駅先で降りる。
正確には、急行に乗っているので、
一駅飛ばして、その次の駅までドアが開かない。
その開く方のドアに向って、目を閉じていた。
「はやく着かないかなぁ」と思いながら。

左後ろから、先ほどの駅で乗り込んできた男女の会話が聞こえる。
男性は、明らかに酔っぱらっている。
声からすると、二十代後半。
若いのに、酔うとくどくなる、そんなタイプのお兄さんだ。
その彼に「はい」「はい」と優しく相槌を打っている女性の声は、
二十代前半、といったところか。
「はい」の一言に、微笑みを含ませて、なかなか高度に相槌を打っている。

「ウォルトディズニーがね・・・どうのこうの・・・」
お兄さんは少しろれつが回っていないので、よく聞き取れない。
でも、お姉さんはやさしく「はい」「はい」と応えている。
「でね、マイケル・ジャクソンンがまだ生きているっていう説があるんだよ。」
ここだけは、はっきり聞こえた。

「どうしてかって思うでしょ?」
うん、思う。
「それを説明していると、●●駅までじゃ時間が足りないから、
説明しない。」
なーんだ。

「じゃぁ、彼氏のどこが気に入っているか、三つ答えよ。」
急に絡み酒のお兄さんに変身した。

「うっせー、だまれっすよ。」

???
耳を疑うというのは、このことか。
この言葉を発したのは、「はい」「はい」の女の子である。

「え、いいじゃん、照れなくったって」
「うっせー、だまれっすよ。」
「なんでなんで、彼氏ともう長いんでしょ。」
「うっせー、だまれっすよ。」
彼女の声には、「はい」「はい」と全く同じ、優しい微笑みが含まれている。
だが、口から出ているのは
「うっせー、だまれっすよ。」

もう私の脳みそは完全に???に占領されている。

- 先輩に、だまれ、うるさい、と言えるのか、今日日の女の子は。
- 先輩のお兄さんは、ちっとも怯まない。ということは、
こういう返答に慣れている、ということか。
「うっせー、だまれっすよ」は、二十代の若者には普通のセリフなのか。

こういうセリフを微笑みを含ませながら発する、という、この高度なテクニック。
「クリーンヒット」という言葉が浮かぶ。

私には先輩、同僚、年下、誰に対しても、家族以外に
「うるさい、だまれ」と言える技術を持っていない。
だから、常に我慢をし、「はい」「はい」と聞く。
ときどき、「へぇそうなんですか」と
さも興味を持って聞いているかのように、合いの手を入れる。
でも、実際には聞いていないことがよくある。
聞いていないのだが、
実は私自身にも、聞いていない、ということがわかっていない。

こういう状況では、むかしから
多分、物心ついたころから自分を隠し、表面を繕って生きてきたので、
いざ自分の正直な感情を出せ、と言われても、
それがどういう感情なのかがもう、奥底にしまいこまれていて
出てこなくなっている。

電車の彼女のように、間髪入れずに
「うるさい、黙れ」とは、思えなくなっているのだ。
そしてずーっと後になって、腹が立ってくるのだ。

そういう意味で、彼女の「うっせー、だまれっすよ」は
左中間を抜けるクリーンヒットだと思ったのだ。
または右ストレートと言ってもいい。
致命的なパンチが優しさに包まれているせいで、
受けた方はその威力に全く気づいていない。

もちろんそれと同時進行で
私の脳みそは、彼女の言葉遣いにも、ものすごく反応している。

ごく仲のよい友人に対してでさえ
「うっせー、だまれっすよ」という言葉遣いは、
やはり、品がよろしくない。

そもそも、いくら酔っ払いとはいえ、
先輩に対して「うるさい、黙れ」は言ってはいけないのだ。
常識的には。
こういう場合は、
「あら、ヒミツですよ」と答えるのが、無難であり、一般的であろう。

彼女のような新人さんを会社で雇うようなことになったら、
どうやって教えていけばよいのだろう。
今から要らぬ不安を持ってしまう。

あぁ、そうか。
彼女にひとたび言葉遣いを教えようとしたら、

「うっせー、だまれっすよ」

というパンチが飛んでくる。
感受性豊かな私は、きっと
泡を吹いて仰向けに倒れることだろう。






胡蝶蘭



2013年2月11日(月)

緊張が続く中で、少しだけ気を緩めた休日。
振り向くと、家の中でいつの間にか咲いた胡蝶蘭が
こちらをじっと見つめていた。

そんなに真正面から見合ったら、恥ずかしいじゃないか。

それにしても、お前はなんと優美なのだろう。

面白い髭を生やしているにもかかわらず、

それは、あたかも蝶の触覚のように、お前の繊細な心をつくる
センサーのようにも見える。

お前の中に入っていくと、海の中の生き物に出会った気になる。

そして、お前を形作る線は、どれもが円く、優美だ。

ひそやかに咲いた胡蝶蘭の花。
お前はじっとこちらを見ている。
見返す私は、そのまなざしに耐えられず、
そっと俯いてしまう。



ギフト・ショーにご来場いただきました皆様へ



2013年2月9日(土)

昨日までビッグ・サイトにて三日間開催されました
『ギフト・ショー』にご来場いただきました皆様。
harukiiのブースにお立ち寄り下さいまして、誠に有難うございました。

harukiiにとっては、二度目の出展。
そして、二度目のシーズンになります。
今回は初回よりもよりはっきりと、
harukiiの特徴が表現できた展示となりました。

harukiiの変らぬ特徴は、
その肌触りの柔らかさ、軽さです。
男性、そして女性にも身に付けて頂ける柄、色、サイズを選び、
製品にしております。

その中でも、今回特にharukiiらしいと評判を頂いたのが、
その色使いでした。
harukii色、というものを意識してデザインをしているわけではありませんが、
「ちょっと他では見られない色の配色、組み合わせだ」というお声を
少なからず頂きました。

改めて製品を見てみますと、そのようなものが前回より少し前面に
出ている気が致しました。

色はとても重要だと考えています。
ストールやショールは顔周りを彩るものですから、
その方のお顔に映えなければなりません。
皆さんそれぞれに違う顔色をお持ちですから、
すべての方に合う色、というのはないわけですが、
モンゴル系の人種に合うような色を心がけるて選んでおります。
また同時に、お顔が少し華やかで、かつ品よく見えるように
多少の遊び心とシックさも入れるようにしています。
それが、今回の「harukiiらしい色」というご評価につながったのだと思います。

バイヤーとして訪れて頂いた方、
個人的に興味があって入られた方、
どちら様もharukiiにとっては大切なお客様です。
これから商品のサンプルを持って、ご商談、
または展示即売会でお会いすることになると思いますが、
その節は、何卒宜しくお願い申し上げます。

お忙しいお時間を割き、ご来場いただきまして、
誠に有難うございました。
心より、お礼申し上げます。


株式会社はる希
代表取締役 高橋裕子






お買い物モード



2013年2月8日(金)

トイレの神様はいらっしゃる気がする。
昨日は初日より多くのお客様が立ち寄って下さった。
そして、harukiiのストールに大きな関心と深い共感を示して頂いた。

ブースに立って、何より楽しいのは、
バイヤーの方がご自身のお買い物を楽しむように、harukiiのストールをあれこれ身に纏い、
鏡を見てくださる時だ。
大きな会場で、多くのブースを回らなければならないバイヤーの方は、
一つ一つのブースで時間をゆっくり取れない。
サーっと見て、二言三言言葉を交わし、
イメージを頭に刻み、名刺交換し、
足早に去って行く。
プロだから、それで十分だ。
プロは触らなくても、商品の表情を見ただけで、
その質感や品質、およその値段まで分かってしまう。
そして、出来るだけ多くの商品を見て回り、
後で頭の中のこし器で篩いにかけ、
扱い商品を絞り込んでいくのだ。

そういうバイヤーさんの足を止めるのはとても忍びないが、
もう一瞬だけそこにとどまり、
ストールをフワリと肩にかけて頂く。
その瞬間、バイヤーモードのスイッチが
個人的なお買い物モードに切り替わる。

もちろん、完全に入れ替わるわけではない。
「これは売れる」と判断する瞬間に、
「自分も買いたい」という思いがチラリと混ざる。
私はその一瞬を見逃したくない。
だから、全身でバイヤーさんを観る。
私もその瞬間、売り手の醍醐味を味わう。

商品のスペック、つまりサイズや素材、単価などの条件だけで売れると判断ができる商品も多くあるだろう。
しかし、harukiiの商品は道具である。
使い勝手が良くなければならない。
そしてストールでは肌触り、顔映りも
その重要な要素だ。
実際にご自身で纏い、
鏡をご覧いただいて、初めて本当の価値を分かって頂ける。

そして、「コレ自分も欲しい」と思って頂けたなら、
その商品がその方の売り場に並ぶ可能性が生まれる。

今日はギフト・ショー最終日だ。
東の空は明るい。
きっと良い天気になる。
今日も多くの方がブースを訪れてくださると思う。
どんな方がお買い物モードを見せて下さるだろう。
とても楽しみだ。ワクワクする。
さぁ、これからもまたトイレをピカピカに磨こう。
エキサイティングな出会いがありますように。




トイレの神さま♪



2013年2月7日(木)

昨日は、ギフト・ショーの初日だった。
天気予報を裏切り、大雪にはならなかった。

大雪に備えて、新調した長靴でビッグサイトに行ったが、
その歩きにくいこと。
帰りは雨さえ降っておらず、新しい長靴を引きずって、ロボットのように歩いた。
そういう仲間も大勢見かけた。

昨日は来場者の数はそれほど多くなかったが、
数多くある出展ブースの中で、わざわざharukiiに寄って下さった方は、
皆さん良い商品群だと気に入って下さった。
おそらくまた良い出会いをさせて頂いたのだと思う。

時間を見計らって、時々お手洗いに行く。
あまりブースを離れたくないので、トイレがブースから近いのが
とても有難い。

ビッグサイトのトイレに入ると、毎回思うのだが、
いつもとても清潔に掃除してある。
髪の毛一つ落ちていないし、臭いもない。
疲れて入ったトイレが清潔だと、つかの間だが
身体や心がリラックスできる。
清掃員さんは、一日中このトイレで過ごしているわけである。
仕事とはいえ、辛い作業である。
海外の展示会にも行ったことはあるが、
ビッグサイトのお手洗いとは雲泥の差である。
外国からのお客様に大きく自慢できる点だと思う。
清掃員さんたちの意識の高さに、本当に感謝したい。

引越しをすると、本人たちと同時に、
家に付いている神様たちも引っ越してくる、
という、友人の説を、私はとても気に入っている。
金銀財宝(の運)をどっさり持って入る神様は、
その袋が重いので、一番最後になる。
最後に残っているのが、トイレだから、
その神様はトイレに住むことになる。
トイレの神様は、綺麗好き。
だから、トイレを美しくしてあると、喜んで富をもたらしてくれる。
と、そういう説なのだ。

ビッグサイトの運営者が、出展企業のために
トイレをピカピカにしてくれているのだろうか。
「ビッグサイトで展示会をすると、なぜかその後の商売は上手く行く」という
そんなストーリーを目指しているのかは分からないが、
商売をする者にとっては、非常に有難い。

あ、そういえば、夕べとても良いことがあった。
ビッグサイトでのギフトショーを見て回ることは、
とても良い市場調査となるのだが、
私は出展者として一日ブースにいるので、
他の出展企業がどんな様子かを見に行く時間がない。

夕べ来場者としてすべてのフロアーを回った友人から電話が掛かってきた。
harukiiのブースを見て感じたことを、とても丁寧に、率直に伝えてくれた。
「こうすれば、もっと見やすいよ。」
「ああすれば、より分かりやすく、コンセプトを訴えられるよ。」
有難い。
今日さっそくその意見を取り入れてみようと思う。
ビッグサイトのトイレの神様が、私にちょっとウィンクしたのか。

今朝私は、朝一番に自宅のトイレもピカピカにした。
きっと今日もいい出会いがある。
ぜったいに。
そんな気がする。
ビッグサイトのお手洗い、丁寧にきれいに使わせて頂きますね。
トイレの神様、宜しくお願い致します♪



秋が来た。



2013年2月4日(火)

ビッグサイトのharukiiのブースの準備をしてきた。

まだ何もないブースの状態。
ライトと、幅木が付けてある。
そこに、フックをとり付けに、職人さんがやってきた。

なかなか力のいる作業。
等間隔にきっちり測って、フックを幅木に差し込んでいく。

次にいらしたのが、ロゴを貼る職人さん。
とりあえずの場所に、貼ってみる。

そうこうしているうちに、電気の職人さんがいらした。
照明の位置を少しずらして頂く。

ロゴの位置は、少し下にさげてもらった。
電気屋さん、高い脚立の上に立っての作業。
気を付けて!

あ、あっというまにシートが剥がされた。
ロゴの出現。

貼られたばかりの、harukiiのロゴ。
見るたびに惚れ惚れする。
好きだなぁ、このロゴ。
今回は、前回よりすこし濃い色、かな。

これから三日間お客様にお見せするのは、
今年の秋から冬にかけて売られる商品。
だから、商品をかけると、
ブース内に秋が来た。

今回もとても有難いことに、
自信作が並んだ。
どれも肌触りよく、ふんわり暖かい。


明日は東京も大雪になるという。

一月の積雪よりも多いそうだ。
都心から離れたこの展示会場に来られるお客様は
とても少ないだろう。
寒くて凍てつく雪の中をわざわざ来て下さるお客様には、
harukiiの商品を身に纏って、ゆっくり温まって頂こう。


明日ご来場予定の皆様。
どうぞお足もとをご注意なさって、
気を付けておいで下さい。







ギフト・ショーの準備



2013年2月4日(月)

ギフト・ショーが明後日に迫ってきた。
今回は二度目の出展なので、
準備はかなり楽になっている。

一昨日、新作のサンプルが2つ届いた。
シルクカシミヤの生地に、ランダムに引いたストライプをプリントしたもの。
それから、変りヘリンボンの生地に、色をぼかしてプリントしたもの。
どちらも、今回は山形の捺染工場にお願いして、
色を付けて頂いた。

予告編ではないが、ちらりと写真をご紹介。

【ランダムストライプ・シルクカシミヤストール】
昨年の秋に販売開始した、【ぼかし染シルクカシミヤストール】と同じ生地に、
今回はストライプをプリントした。
かなり薄いガーゼ地だが、本当に暖かい。
三色の、自由に走る線を載せて、リズム感を出した。

配色は、4種類。
どれも、かなり粋な雰囲気になった。

【変りヘリンボン・ぼかし染変りヘリンボンストール】
先月から販売を開始した【変りヘリンボンストール】の素材を一部変えて、
暖かさを加え、
その上にぼかし染めのプリントを載せた。
一枚のストールの上に、三色が溶け合う。
配色は、3種類。
どこか和の雰囲気の漂うストールになった。

明日、三つ目のサンプルが届く。
ジャカードで大きなペイズリーを織った。
素材はシルクのたて糸に、シルクカシミヤのよこ糸。
とても楽しみにしている。
前日ギリギリまで気を持たせるペイズリー。
どんな風に仕上がってくるのか、
怖くて楽しみだ。

harukiiを紹介するポストカードも刷り上がった。


お客様をお迎えする準備が、整いつつある。
明日はいよいよ、会場へ搬入だ。