お買い物モード



2013年2月8日(金)

トイレの神様はいらっしゃる気がする。
昨日は初日より多くのお客様が立ち寄って下さった。
そして、harukiiのストールに大きな関心と深い共感を示して頂いた。

ブースに立って、何より楽しいのは、
バイヤーの方がご自身のお買い物を楽しむように、harukiiのストールをあれこれ身に纏い、
鏡を見てくださる時だ。
大きな会場で、多くのブースを回らなければならないバイヤーの方は、
一つ一つのブースで時間をゆっくり取れない。
サーっと見て、二言三言言葉を交わし、
イメージを頭に刻み、名刺交換し、
足早に去って行く。
プロだから、それで十分だ。
プロは触らなくても、商品の表情を見ただけで、
その質感や品質、およその値段まで分かってしまう。
そして、出来るだけ多くの商品を見て回り、
後で頭の中のこし器で篩いにかけ、
扱い商品を絞り込んでいくのだ。

そういうバイヤーさんの足を止めるのはとても忍びないが、
もう一瞬だけそこにとどまり、
ストールをフワリと肩にかけて頂く。
その瞬間、バイヤーモードのスイッチが
個人的なお買い物モードに切り替わる。

もちろん、完全に入れ替わるわけではない。
「これは売れる」と判断する瞬間に、
「自分も買いたい」という思いがチラリと混ざる。
私はその一瞬を見逃したくない。
だから、全身でバイヤーさんを観る。
私もその瞬間、売り手の醍醐味を味わう。

商品のスペック、つまりサイズや素材、単価などの条件だけで売れると判断ができる商品も多くあるだろう。
しかし、harukiiの商品は道具である。
使い勝手が良くなければならない。
そしてストールでは肌触り、顔映りも
その重要な要素だ。
実際にご自身で纏い、
鏡をご覧いただいて、初めて本当の価値を分かって頂ける。

そして、「コレ自分も欲しい」と思って頂けたなら、
その商品がその方の売り場に並ぶ可能性が生まれる。

今日はギフト・ショー最終日だ。
東の空は明るい。
きっと良い天気になる。
今日も多くの方がブースを訪れてくださると思う。
どんな方がお買い物モードを見せて下さるだろう。
とても楽しみだ。ワクワクする。
さぁ、これからもまたトイレをピカピカに磨こう。
エキサイティングな出会いがありますように。




0 件のコメント: