強い風が吹いて。



2015年1月31日(土)

昨日の雪は東京ではあまり積もらなく、
すぐに雨に変ってしまった。
それでも、乾いた空気に少し湿り気を加えてくれた。

と喜んだのもつかの間、
今日はひどく強い風が吹き荒れた。
空は抜けるような青空。
大きな雲が流れ、
風はすべての湿気をどこかへ吹き飛ばしてしまったようだ。

今日で一月が終わる。
明日から二月。
なんだかいつも更に戻る気がするが、
二月こそ新しい年の始まり、ということはないだろうか。

では、一月は何だったのか。
一月は、旧年と新年の間の、つなぎの月。
そういうことって、ないだろうか。

私の言い訳かな。

でも、とにかく、今日の突風は、
「さて明日から新しいページですよ~
 ちゃんと掃除しておきましたからね~」と言っているような、
そんな気がした。





2015春夏 色を選ぶ Ⅰ



2015年1月30日(金)

この春出そうと思っている新しい柄について、
年頭からずっと考えている。

シルクとウールの混紡の糸で織った
とても薄い生地が手に入った。
春にふわりと首に巻きたい。

そんな生地に、どんな色を載せようか。
どんな柄で染めようか。

去年の今頃も、春の色を考えていた。
悶々と考えて、寝込んだ。
そして、浮かんできた色が黄色だった。
その年、その季節で、この色というのが何となく浮かんでくる。

今年も悶絶している。
去年にも増して手ごわい。
こんな色が欲しい、という色が
なかなか浮かんでこない。
もちろん、寝込んでもいる。
そして、まだ出てこない。
どうしたことだろう。

もうすぐ1月が終わる。
短いような、長かったような、不思議な時間の感覚。
2月に入れば、空気が変わる。
春の兆しが見えてくる。
何かが浮かんでくるだろうか。

春らしい色。
ウキウキした色。
楽しくなる色。
やってこーい。




冬限定家庭菜園



2015年1月29日(木)

我が家の冬限定家庭菜園。
今年も、元気に育っている。

大根の頭を水に浸けて、窓に置くだけ。
水をどんどん吸う。
そして、あとからあとから、新しい葉を出す。
何にもなかったところから、こんなにぎっしり葉が生えた。
大きく育った葉から順番にちぎり、
お味噌汁の実にしたり、お料理の天盛りとして使ったりする。
とても重宝する。
無農薬無肥料の産地直送新鮮野菜。
あら。
あらら。
よく見たら、蕾もぎっしりついている。
この緑の蕾の中に、
柔らかい小さな黄色の花びらが詰まっている。
最初の蕾は、明日には咲くかしら。

去年も元気に咲いた。
今年もしばらく、台所の流し台のあたりを明るくしてくれるだろう。



今日もまだ間に合う。



2015年1月28日(水)

私のような小さな人間は、
世の中の空気を動かさずに
毎日生活している。

と、思っている。

本当は、生きているだけで、
生活するだけで、
少なからず世の中の何かに影響を与えている。
誰かと電話で話をするだけで、
町で、誰かに見かけられるだけで、
部屋でインターネットを見るだけで、
何かが少しだけ動いていて、
それに動かされる人や自然やコトがある。

私は毎日問いかける。

何か一つでも、誰かに、何かに役に立つことをしただろうか。
何か一つでも、誰かや何かの立場に立って、
優しい気持ちで事を行っただろうか。

どんなに些細なことであっても、
たった一つであっても、
そういうことをしただろうか。

眠りにつくまでに、できればいい。
何か一つ。
ちょっとでも。
まだ、今日も間に合う。
何でもいいから、
やってみなさい。

でも、間違えないように。
慎重に。
誰かや何かの役に立つことは、
思ったより簡単で、
思う程易しくない。
それだけを忘れないで、
やってみなさい。

今日も、まだ間に合うから。





摸写



2015年1月27日(火)



探し物をしていたら、押し入れからこれが出てきた。
2枚の絵。
左は確か、三岸節子の油絵だったと思う。
そのカラーコピー
右は、その模写。

昔、テキスタイルの専門学校に通っていたころ、
色の授業で、摸写の課題が出た。
好きな絵を選んで、それを摸写せよ。
但し、色鉛筆で。

色鉛筆で色を付けることによって、
何色と何色を重ねると、どんな色になるか、
ということを勉強することが目的だったと思う。

夢中で描いた。
面白かった。
いろいろな色を塗り重ねて、
それがだんだん本物に近付いていくのが、
とても面白かった。

母に見せたら、
「左の方が、遠近感があるわねぇ。」

あたりまえだ!
そうじゃなくて。
そういうことじゃなくて。
色の勉強だから。

「ふーん。」

良く描けている、と言ってもらいたかったが、
当てが外れた。
まぁ、そんなものである。
描いた時間や労力は、評価の対象にはならない。
良い絵か、つまらない絵か、なのだから。
母の感想は、とても正しい。

でも、なぁ。
色の勉強だから。。。
色鉛筆だけだし。
割といい線行ってると思うのだが。


*左の絵は、三岸節子の『霧』1973年です。





ゼロ登場!



2015年1月26日(月)

もうすぐバレンタインデー。
美味しいチョコレートが街中に溢れる季節だ。

私はチョコレートが大好き。
小さいころは甘いものがキライだったが、
チョコレートだけは大好き。

大人になって、だんだん甘いものが好きになり、
今では、大抵の甘いお菓子は好きだ。
そして、とりわけチョコレートは大好きだ。
一人暮らしをしていたころは、
冷蔵庫にいつもチョコレートを常備していた。

でも、4年前にケットーチが低くなりすぎる、
という体質であることが判明し。
それ以来、糖質は極力取らないようにしている。
はやりの糖質ダイエットである。

甘いものは、もちろん我慢我慢である。
糖質ダイエットを始めたころは、
私の目の前でフリスビー程の大きさの大福餅にかぶりつく
父と叔父の夢を見た。

チョコレートも、我慢我慢。
スーパーマーケットに行っても、
売場には近付かない。

去年のある日、チョコレート売り場の前を横切ることがあって、
ちらりと棚を見た。
そうしたら、目に飛び込んできたのが、
『砂糖ゼロ、糖質ゼロ』の文字。

え? え? 本当?
その名もノンシュガーチョコレート・ゼロ!



もちろん、即購入したのは言うまでもない。

久しぶりのチョコレート。
甘くておいしくて、あごがしびれた。

こんな商品が出てくるということは、
血糖値を気にしている人が多くなったんだなぁ。
いいことか悪いことか分からないけれど。

次は、ぜひノンシュガー・大福を発売してもらいたい。
期待していますよ、お菓子屋さん。


*******

追記

その後、実はこの商品、血糖値を気にしている人には???なことがわかりました。
商品には悪いことは全くありません。
私が勉強不足だっただけです。
その訳は・・・

こちらをご覧ください。 〉〉〉





中村麻由美さんの仕事



2015年1月25日(日)

六十年前に母が嫁入り道具の一つとして持ってきた
『模範新手紙法典』という本。

いかめしいタイトルだが、手紙の書き方の実用書だ。
決まりや例文、様々な言い回し、そしてペン習字の指南まで載っている。
とてもきめ細かい本で、母は手紙を書くごとに、この本を参考にしている。
 昭和27年初版で、その2年後にはすでに11版を重ねるという人気の本だ。
漢字は旧字体。
候文まで載っている。
印刷状態は良くない。が、味がある。

かなり古くなり、背表紙がぼろぼろになってしまった。
ページをめくるごとに壊れていく。
それでも、母は大事に使っていた。

さて、harukiiのブランドタグやパッケージのデザイナーは、
中村麻由美さんという女性。
グラフィックデザインも多く手掛けるが、
彼女の中心を貫いている仕事は、造本デザイナー。
本を作る人である。

折角そんな珍しい方とお知り合いになったのだ。
お願いしない手はないと、この本の修理を依頼してみた。
母も、「ぜひぜひ」という。
もちろん中村さんは、快諾。

めったにない機会なので、
本がどんな行程で修理されていくのか知りたいと思い、
中村さんに修理途中を写真で記録してもらった。

▲まずは、本の解体からスタート。
 ぼろぼろの背中を外す。
 綴じ糸は、指でこするとすぐ切れてしまうほど弱っていたらしい。
 糸くず、接着剤、寒冷紗(かんれいしゃ)とよばれる補強布などを
 ピンセットを使って丁寧に取り除く。
▲背中をきれいに外し、全てのページをバラバラに解体した状態。
 各ページは開いて4枚ずつの束になっていて、その中心が糸で綴じられている。
その糸の孔を補強したり、束の折り目を補強することから修復が始まる。
▲補強に使うのは、薄い和紙。
 やはり、和紙は強いのだ。
 世界各国の美術品の修復にも使われているらしい。
 植物の繊維って、すごい。
▲各束の背に、和紙で補強が施されたところ。 
▲美しく整えられた。
▲大変残念だが、この素適なデザインの表紙。
 痛みがひどく、修理不可と判断された。 
▲今回は、この中身だけで再生する。
 表紙は捨てずに、とっておこう。
▲いよいよ、糸で綴じる。
 左上にあるのは、蜜蠟。糸に蠟を付けて、滑りやすくする。
 防水効果もある。
 この糸で、各束を独特の方法で綴じていく。
▲あっという間に、きれいに綴じられた。
 というわけではない。時間を掛けて丁寧に綴じられた。
 中村さんは作業に夢中になり、途中の写真を撮り忘れたそう。
▲背表紙の中は、こんなふうに綴じられていたのか。
 初めて見た。
 これで、中身の準備完了。
▲次は『背固め』という工程。
 プレス機に挟み、ぎゅっと圧力を掛ける。
 そして、接着剤を塗布しては乾かし、塗布しては乾かし、を何度か繰り返して強度を出す。
 ▲『背固め』が完了。
 どことなく、キリッとした表情になっている。
 この背中に新しい寒冷紗を巻き、新しいカバーを付ける。
▲これが仕上がりだ。
▲この背は『角背』という。
 布でくるまれている。
 カバーは細かい葉模様の紙。
 とてもシックな色合いに仕上がった。
▲今回は、新しくしおり紐も付けて頂いた。
 これは便利。
▲内側を開くと、渋い辛子色の紙があしらわれていた。
 その表の柄とのコンビネーションが、とても上品だ。
 さすが中村さん。彼女の男前の感覚には裏切られたことはない。


新しい本を手にして、母は歓声を上げた。
待ちわびた本。
使い慣れた、古くて新しい本。
元の本より、ずっと上等になった。
母は表紙を撫で、ページを開き、とても嬉しそうだった。

私も、なんだか手書きの手紙を書きたくなった。
書きやすい万年筆も、欲しくなってしまった。
日本語も、もっと勉強しなければ。

中村さん、美しい手仕事、お見事でした。


中村麻由美さんのウェブサイトはこちら 〉〉〉

2月に東京で、中村さんのワークショップがあります。
参加者は、自分だけの本を作れるようになります。
興味のある方は、ぜひご参加ください。 〉〉〉




シアワセとは



2015年1月24日(土)

ふとつけたテレビ。
もう番組も終わりかけていた。

イタリア人の初老の男性が映っている。
職人らしい。

「仕事は正直にやる。
 嘘をつかず、まじめに。
 そうすれば、夜安心して眠ることができる。

 たくさん稼ぐ必要はない。
 日々生活できればいい。
 安心して笑って暮らせること。
 それが一番幸せだ。」

そんなようなことを言っていた。

そうなんだと思う。
夜、安らかな気持ちで眠れること。
そして、次の朝安心して起きられること。
それが、何にも代えがたい幸せなのだと思う。

これは、すごく大切な真理のような気がする。
今の時代。
そして、これからの時代。
だから、こうしてここに記しておく。







男性のスーツのお洒落



2015年1月23日(金)

ニュースキャスターや芸能人、そして政治家で、
スーツを綺麗に格好よく着る男性が増えてきたように思う。
背広が肩に綺麗にフィットし、
袖の長さも丁度いい。
おしゃれな人は、袖口から少しシャツのカフスを見せ、
そして、カフスボタンを使っている。

難しいのは、シャツの襟とスーツがあっているかどうか。
組み合わせには細かい決まりがあるようだ。
時々、それを無視してきている人もいるようだけれど。

ネクタイの締め方もバリエーションがある。
シャツの襟の形によって、結び目の大きさを変えるなど、

安倍首相は、必ずディンプルという、
えくぼのようなくぼみを作っている。
あれを綺麗に締めるのは、慣れが必要だろう。
ご自分でなさるのか。
それとも、奥様が締めて差し上げるのか。

父は現役サラリーマンだった頃、
「今日はどの烏賊をぶら下げるか」といって
毎朝ネクタイを選んでいた。
父にとっては、ネクタイもイカも同じ。
ただ首にぶら下げている、ぐらいの物だったらしい。
それでも、毎朝必ず母の意見を聞いていたから可笑しい。

ニューキャスターでも、最近は、
ポケットチーフを挿している人を多く見かける。
一度使い出した人は、ポケットに何か挿さないと
物足りない気がするのではないだろうか。

harukiiでも、ミニ・ストールとチーフのセットを出している。
シルクカシミヤの生地はふんわりとして、復元力もあるので、
チーフに使いやすい。

ミニ・ストールを首元にふんわり巻いて、胸に同色同素材のチーフを差す。
おしゃれ上級者なら、ネクタイのように締めても素敵。
とてもカッコいいと思います♪
それに、すごく暖かいので、お奨めです。

もうすぐバレンタインデーです。
チョコレートに添えて、プレゼントにいかがでしょうか。


シルクカシミヤ・ガーゼストール Mini&チーフセット ロイヤルブルー

シルクカシミヤ・ガーゼストール Mini&チーフセットは、こちらをご覧下さい。 〉〉〉

ミニストール単品なら、こちら 〉〉〉

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冬の匂い



2015年1月22日(木)

朝窓を開けたら、雨に混ざって焚火の匂いが入ってきた。

あ、冬の匂いだ。

どんよりと雲が厚く覆った空。
冷たい空気。
そして、煙。

北陸の冷たい冬。
幼いころは、そこここで、落ち葉を焚火で燃やしていた。
うちでも狭い庭で、焼き芋をつくったことを思い出した。

今では町中で焚火は禁止されているはずだから、
どこから匂ってくるのだろうか。

もう梅の便りが聞こえてくる頃になって、
冬の匂いとは。

匂いって面白い。
一瞬で、記憶の断片をよみがえらせる。
あのころの、あの場所に引き戻される。

一瞬だけ開けた窓。
寒くてすぐに閉めてしまったけれど、
私はしばらく子どもの頃のことを思い出していた。





商品に求める条件 求められる条件



2015年1月21日(水)

昨日の「脱衣用ヒーター」の文章を書き終わって、
ハタと気が付いた。

私がヒーターに求めた条件は、
そっくりそのまま
わが社の商品にも厳しく求められている!

最初は
「小さくて安いもの」
で事足りると思って探し始めたヒーターが、
機能を確認していくうちに
だんだん品質や機能を重視するようになり、
結局、予算の三倍のお金を出して購入することになった。

少し高い商品でも、
高品質であれば長い間使用できるはずだ。
このヒーターを買った人は、
「10年以上使っている」
「とても使いよいので、二台目を購入した」
「不満は全くない」
という意見を寄せている。

10年間、毎年毎年使うのである。
その度に、
「十分温まらなかったらどうしよう」
「そばに誰もいないときに地震が来て倒れたらどうしよう」
「転んだ時に触ってやけどしたらどうしよう」
「夜中に一番使いたいのに、タイマーがないと消して寝なければならない」
「故障したら、どこに連絡すればよいのか」
「音がうるさいと、イライラするかしら」
こういう心配が一つでもあれば、
今回ヒーターは買えない。

しかし、購入したヒーターは
 ・狭い部屋なら、充分に温かい(機能性)
 ・倒れたら自動で止る(安全性)
 ・故障したら丁寧に対応してくれる日本製(品質とアフターサービス)
 ・音が静か(快適性)
 ・空気が汚れない(衛生・環境)
 ・触れても熱くない(安全性)
 ・省エネタイプ(経済性)
など、すべての希望に当てはまるものだった。
10年、いやもしかしたらもっと長く、
毎年毎シーズン、
不安や不快感を持たずに使えるのだ。
それならば、出した金額は納得できる額となる。

振り返って、harukiiのストール。
防寒のためにお客様が探しているとする。
お客様が求める条件は何だろう。

「充分暖かいか」(機能性)
「肌触りよく、軽くて、ストレスがないか」(快適性)
「洋服に合わせやすく、好みの色柄か」(デザイン性)
「ほつれたりしたら、すぐに直してもらえるか」(アフターサービス)
「返品交換は可能か」(アフターサービス)
「そういう場合の対応は迅速、かつ懇切丁寧か」(ホスピタリティ)
「家で洗濯できるか」(衛生・経済性・利便性)
「扱い易いか」(利便性)
「製造過程で環境や労働力に負荷を与えていないか」(環境)
「贈答品・お使い物にできる包装になっているか」(パッケージ)

これらの条件をすべてクリアした時、
お客様は、
「さて、提示されている値段はこのクオリティに見合っているか」
「この金額を出しても、買いたいか」
という判断をすることになる。

私がヒーターを購入したのと同じように、
「これであれば、この金額も納得できる」
と思っていただいたときに、
初めてお客様はインターネットの「購入するボタン」をクリックして下さるのだ。

もちろん、ヒーターはまだ手元に届いていないので、
品質はまだ分からない。
harukiiのストールをインターネットで購入して下さるお客様も、
使うまで分からない。

そして、使ってみて
「謳っていることに違いが無かった」
「思った以上に良かった」
と思っていただかなければならない。

上に挙げた条件は、製品を企画するときに常に頭に置いている。
しかし、正直に申し上げると、
まだまだ力不足で、すべてクリアできているわけではない。
特に、「扱い易さ」と「環境」に関して、課題を解決できていない。
シルクカシミヤを使った商品は、
柔らかさと軽さを尊重して素材と織り方を選んでいるが、
アクセサリーなどに引っかかりやすい。
そのため、アフターサービスに力を入れている。
商品全般は自然素材を使用しているが、
その生育過程・工程まで環境をチェックできていない。
今後は有機栽培されている素材、
動物に負荷を与えず集められた素材、
健康的な労働環境で生産された素材のみを使えることを
目標にしていきたい。

harukiiのストールはいつも安心して買える。
巻くと、なんだかシアワセな気分になる。
人に贈ると、必ず喜ばれる。
そう思っていただけるような商品づくり、サービスを
いつも肝に銘じていきたい。

ヒーターが届いたら、
harukiiと名付けようか。
使うたびに、買った時のことを思い出すために。








脱衣場用ヒーター



2015年1月20日(火)

ヒートショック。
年々話題になることが多くなった。
今冬は特に多いのではないか。

我が家も他人事ではない。
お年頃の婦人が一人いる。
お風呂は、父のお蔭で暖房付の最新に一昨年変えることができた。
しかし、脱衣場、そしてその横のトイレが、
とても寒い。

ニュースでヒートショックが話題になるたびに、
我が家も暖房対策をしなければならないと思っていた。

体脂肪○%の母は、
痩せていて高血圧気味。
そして、お風呂では必ずウトウトする。

親戚は
「冬の間はお風呂に入らなくても良いから」と言う。
しかし、そんなわけにもいかない。
また、冬のお風呂はとりわけ気持ちがイイ。

思っているだけで行動に起こさなければ、
今夜にも大変なことになるやもしれない。
ということで、
密かにネットショップで、評判の良いヒーターは無いかと探し始めた。

最初は、
「狭い場所だから、小さくて安いもの」
と探し始めたのだが、
「地震の時、倒れたら自動で止るのが良いな」
とか、
「故障したら丁寧に対応してくれる日本製が良いな」
とか、
「どうせなら、音が静かなの」
「触れても熱くないもの」
「省エネタイプ」
などと、どんどん条件をつけていってしまう。

そして見つけたものは、
結局、当初の予算の三倍位になってしまった。

しかし、投稿されている評判を読むと
なかなか良さそうだ。
母は「そんな高いもの要らない」というだろう。
しかし、もしものことがあったら、
「もっと高くつくでしょう?」
そう言って、説得しよう。

ということで、エイヤッと購入のボタンをクリックした。

母がこのブログを読む頃には、
もう家に有るかもしれない。
どうぞ、期待通りの良品でありますように。


「続・脱衣所用ヒーター」







外出時の七つ道具



2015年1月19日(月)

ハトガマメクッテパ。

いつ頃から言われているのだろう。
だれが言い出したのか。

我が家のダイニングルームの壁にも、
この表が掛かっている。
父がまだ会社勤めをしていたころ、
自分で厚紙を切って、
几帳面な文字で、書いたものだ。

ハ ハンカチ・はなかみ
ト 時計
ガ がまぐち(財布)
マ 万年筆
メ めがね
ク 櫛

テ 手帳
パ パス(定期券)

ビジネスマンの七つ道具。
朝出勤時に忘れ物をしないために、
これを口に出して、一つ一つ鞄に入れていた。
札入れと小銭入れは分けていたし、
この他にカギも持って行った。

もう必要なくなったこの表だが、
まだ掛けたままになっている。

そして、今の母。
出掛ける時に、やたらに持ち物が多い。

ハンカチ2枚以上
ティッシュ 2つ以上
カギ
財布
バスの老人無料パス
携帯

お茶
スーパーのレジ袋
その他不明の物、あれやこれや。

外出先でわらわらと困らないように、
いろいろ心配して持ち物が多くなる。
出掛ける時には、
「あ、あれを忘れた」
「あ、今度はあれがない」
と、何度も何度も靴を履いたり脱いだりしている。

そのうち、貯金通帳やハンコ、
いろいろ大切な書類なども、
持って歩くようにならなければよいが。

今は、これをすべて入れてなお軽い、
素適なリュックサックを探している。
両手が空いて、そのうち必需品になるだろう杖をつけるように。


私は、外出時にいろいろ持ち歩くのは嫌いだ。
できれば、バッグも持ちたくない。
母の持ち物を見て、
あれもいらない、こんなものを持って行ってどうするの、
と、いちいちケチをつけている。

しかし、きっと何年かしたら、
私も同じようにいろいろなものをバッグに入れて、
持ち歩くようになるのだろう。

そのうち、私がお下がりをもらうことになるかもしれないから、
できるだけ軽くて、趣味の良いリュックを見つけてほしいものだ。






林實『作法心得』



2015年1月18日(日)

インターネットのお気に入り(ブックマーク)に入れているページに
「作法心得」というのがある。

昭和の時代、
一流のホテルマンを育てた林實という先生が書かれた本を、
多分教え子のどなたかがインターネットに公開されたのだと思う。
いつだったか、どういうきっかけだったか、すっかり忘れてしまったが、
少し読んで、
「これは面白い!」と
すぐにページを記録した。

「作法心得」には
一流のホテルマンとはかくあるべし、ということを
実に多岐にわたって説明している。
それも、とても詳細、かつ深い。
そして、厳しいながらも随所にユーモアが含まれ、
ニヤリとさせられる。
ホテルマンでなくとも、私のような一般人にも
とても勉強になる内容である。

無断で引用するのは申し訳ないので、
興味がある方は、こちらのページをぜひご覧頂きたい。

「作法心得」



どこを開いて読んでも面白い。
一度には読み切れないので、時々、ランダムに読んでみる。
読むと、自然に背筋が伸びる。
そして、我が生活を省みる。

しかし、読むだけなら面白いが、
これを習った実習生は、大変だっただろうと察する。
とても厳しい先生だったそうだ。
そして、目指すところがとても高い。

林先生に習った人が、
今もどこかのホテルで働いているのだろうが、
きっと、すばらしいホテルマンになられているに違いない。
会ってみたい気がする。

林先生は1982年にすでに他界されているが、
一度講義を受けてみたかった。

この膨大な文章をインターネットに公開して下さった、
某氏に感謝したい。


※追記
思い出した。
harukiiのシルクカシミヤストールとポケットチーフの企画を考えていた時、
インターネット検索でポケットチーフのことを調べていて、
このページに辿り着いたのだった。

http://hac.cside.com/manner/4shou/16setu.html






20年



2015年1月17日(土)

今から20年前。
私は無職だった。
バブルが崩壊し、勤めていた会社が倒産した。
未払いのお給料を支払ってもらうために、
同僚たち、管財人さんたちと
毎日毎日資料を作っていた。

面接を受けるために、英語の試験を受けてみた。
私には、履歴書に書くための何かが必要だった。
履歴書の他に、B5サイズの紙にPR文を書いた。
コンピュータはまだなく、ワープロで書いた。
それが奏功したのか、
希望の職を得ることができた。

その職場に7年、その後別の職場に移り、
また転職しと、20年の間に、3つの会社で働いた。

それぞれ違った業種だった。
それぞれ違ったカラーを持っていた。
そして、それぞれの場所で、多くの人に出会い、
助けてもらった。
教えてもらった。
喜んだり、悔しがったり、笑ったり怒ったり。

あれから20年。
いろいろな道をくねくねと歩いてきた。
どこをめざしているかも分からずに、
ただ、どこかを目指していると信じて歩いてきた。

長かったようで短かった。
そして、やはり長かった20年だった。

少しは大人になっただろうか。
いやいや、まだまだ幼いと思っている。

これからの20年。
これからが、本当の大人になるための大事な20年だ。

今日見ていたテレビ番組の中で、
「地震で壊れないものを育てていこう」という言葉を聞いた。
そうだ、その通りだ。
地震で壊れないもの。
家事で焼けないもの。
それを、私もこれから20年かけて、育てていこうと、
新たに決心した。







◆商品の修理例◆



harukiiは、商品の極上の肌触りを最も大切な魅力と考えて、商品を企画しております。
柔らかく優しい肌触りを実現するため、商品がデリケートになってしまうのは避けられません。
それでも、その極上の柔らかさを楽しんで頂きたいという気持ちが強く、丈夫な商品づくりにデザイン方針を変える、ということは敢えてしておりません。

商品に傷が生じた場合は、喜んで修理をさせて頂きます。
修理をしながら永くご愛用いただくことが、harukiiの何よりの喜びです。

 ※写真をクリックすると、拡大画像が見られます。


<修理例>

ぼかし染シルクカシミヤストール L Gray
 試用期間: 2年
 原因: アクセサリーのひっかけなど
 修理費: 無料

 ▲修理前
 ▲修理後

  ▲修理前 ひっかけによるよこ糸の引き出し
  ▲修理後

   ▲修理前 よこ糸切れ
 ▲修理後 新しくよこ糸を結び足し、元の織り目に通し戻してあります。

 ▲修理前 たて糸切れ
 ▲修理後 たて糸が切れた部分に、新しく糸を重ねて足し、元の織り目に通し戻してあります。


試用期間: 不明
 原因: 不明
 修理費: 無料

 ▲修理前
 ▲修理後


  ▲修理前 たて糸抜け
 ▲修理後 抜けた糸を、再び元の織り目に通し戻してあります。


【ランダムストライプ・シルクカシミヤストール Mini Blue】
 試用期間: 不明
 原因: アクセサリーによる糸のひきつれ
 修理費: 無料

▲修理前
▲修理後


▲修理前 よこ糸引きつれ
▲修理後










いろいろ、きたる。



2015年1月14日(水)

愚姉、とつくにより来る。
亦楽しからずや。

ズワイガニ、故郷より来る。
その大きさに、驚かれぬる。

大きなまな板からもはみ出してしまう。
足を広げると、その幅77㎝。
甲羅だけでも、幅が15㎝。体重は920g
身がぎっしりと詰まっていそうだ。

黄色いタグは、紛れもなく越前がにの雄の証明。
雌のセイコガニは、もう漁が終わってしまっている。
 さあ、どこからでもかかってこい。
食らうか。食らうか。本当に食らうか。
うーん、参った。その視線に負けた。

ということで、しばしのにらみ合いの後、
美味しいカニの身は、めでたく我らがお腹に納まりました。
めでたしめでたし。

備考: やはり北陸のカニには、北陸の日本酒が合うようです。







七草粥



2015年1月7日(水)

今日は七日。
七草粥を食べる日だった。

我が家は朝食はいつもはパンなのだが、
今朝は母がお粥を用意してくれた。

私は健康のために、日頃お米は玄米を食しているので、
今日のお粥も玄米で作ってあった。

玄米と雑穀、そしてナズナとスズシロ。
七草ではなかったが、大変おいしく頂いた。

七草粥には、その年の無病息災を祈る意味と、
年末年始の暴飲暴食によって弱った胃を休める、
という目的もあるそうだ。

我が家は年末年始と胃が弱るほどのご馳走を食べていないので、
胃を休める必要はなかったが、
無病息災はぜひとも祈りたい。

朝のお粥は、なんとも美味しい。
毎日でもいいくらいだ。
塩味を抑えた梅干しがあれば、最高だ。

それにしても、暴飲暴食をしていないのに、
なぜか体重が増えている。
どういうことだろう。
いよいよ何もしなくても太る、というステージに突入したのだろうか。
これも、成長の一種だと考えてよいのだろうか。
まさか、これは「成熟」とは呼べないだろうなぁ。。。





北陸新幹線



2015年1月6日(火)

テレビでは大気圏外まで上がる飛行機が研究されていて、
実現すれば、東京パリ間が2時間、というとんでもない早さとなる。

すでに東北新幹線は、最高時速が320kmだそうである。

世の中ますます小さくなる。
物事にスピードが要求される。

ところが、ちょっとホッとする話を聞いた。
3月に開業する北陸新幹線は、最高時速260kmだそうである。
最初の『ひかり号』が250㎞だったから、そんなに速くなっていない。
もともと計画された当時から260kmで設計されていたのだそうだ。

以前、『のぞみ』よりも『ひかり』の方が身体にイイと聞いたことがある。
土地を移動するのに、身体は先について、中身が付いて行かないのだそうだ。
中身とは、脳か、神経か、なんだっただろう。

北陸新幹線は早い車両を作る必要がない分、その他の機能を充実されられる。
ということで、全座席に電気のコンセントが付くそうである。

携帯電話の充電をしたり、コンピュータを思う存分使ったりできる。
東京・金沢間が二時間半。
寝るにも仕事をするにも、ゆっくり読書をするにも思考にふけるにも、
ちょうどいい時間ではないだろうか。

朝6:16発に東京で乗れば、金沢着が8:46。
たっぷり半日過ごして金沢発東京行きの最終21:00発に乗れば、
東京には23:32に着く。
我が家には25:00には戻れる。

もちろん、むりやり日帰りにする必要がなければ、
もっとゆったり北陸の街を楽しめる。
能登まで足を伸ばせるかもしれない。
金沢まで行かなくとも、富山の魚も美味しい。
宇奈月温泉や黒部もいい。

おかあさん、あと11年長生きすれば、
故郷の小松にも新幹線で行けるようになるそうですよ。
頑張りますか~?





成熟



2015年1月5日(月)

昨日、日曜美術館というテレビ番組で、
雪舟(1420年 - 1506年)を取り上げていた。

はじめて、じっくりと絵を見た。
すごい。
斬新で、迫力があって、
それでいて、軽妙洒脱。
時代を感じさせない筆の力。
テレビの画面を通しても、それが伝わってきた。

その中で、傅益瑶(ふ・えきよう)という中国人の画家が
雪舟を評して

「年を取るのではなく、成熟する。
 天真爛漫さは、そのままに。」

と言っていた。

思わず、iPhoneでメモをとった。

ああ、いい言葉だ。
年を取るのではなく、成熟する。
古く弱っていくのではなく、成長する感じがある。
木だってワインだって、時がたてばたつほど味わいが出る。
価値が増す。
人間だって、ますます良くなるはずだ。
それも、育て方によるのだけれど。

いつまでも若いですね、
といわれるのも嬉しいけれど、
「あなたは、ますます成熟していますね」
と言われるのは、もっと嬉しいと思う。

そう言われるには、
今日からの毎日の過ごし方が、とても大切であることは
よくわかっている。

明日も明後日も、ずーっと続く、成熟への階段。
駆け昇ってはいけない階段。
一段一段ゆっくりと、
足元を確かめながら、しっかりと。

あら、大変。
ちょっと、間に合うかしら。
うーん。
ほんと、大変だわ~。




戦後70年



2015年1月4日(日)

戦後70年が経ったのだという。
戦争は、ずっと過去のことになってしまった。
戦争の記憶がある人は、もう随分少なくなってしまったのだなぁ。

私の記憶が始まったころには、生活に戦争の色は全く残っていなかった。
生活は豊かで、大人が楽しそうだった。
テレビでも楽しそうなことが毎日映し出されていたし、
家庭にもカラフルなものがどんどん増えて行った。

戦争の話は昔話だった。
戦時中に流行った歌などは、完全な懐メロだった。

でも、今年がたったの70年。
そう、たったの、だと思う。
戦争は、ついこの間に起こったのだ。
年を取ると、10年20年は、ほんの一時なのだと思う。
そうすると、私が生まれたのは戦後すぐだったのだと、気が付く。

そうか。
日本は、ほんの10年、20年で、
見事に立ち直ったのだ。
あのとき子供だった私は全く気が付かなかったが、
あそこまで短期間で生活を豊かにしたのは、
戦争を体験した、敗戦国の人間として
大人たちが頑張ったからなのだ。

いま再び、日本人の精神性が話題にされている。
これからの社会の目指すべきは、日本人らしさだと。

私自身はあまり言い慣れないが、
「サムライ魂」というようなことが見直されている。
私より年配の人たちには、
「若い子たちには、一度軍隊生活を遅らせたほうがいい」
という意見もある。

戦争は絶対に起こしてはいけないし、
戦争を目的とした軍隊は、私は全く反対だが、
違う目的で、違う方法で、
日本人が古来から伝えてきた精神性を高めることは
いますべきなのではないか。
実際にそう思う人たちが、何かを始めているような気配がする。

私はどうやって精神性を高めようか。
とりあえずすぐにできることは、
毎日の生活の一瞬一瞬を真面目に誠意をもってすごすこと。
そして、あらゆる人や物、出来事に感謝すること。
そんなことなのだろうと思う。

とてもやさしく、そして難しい。
が、それを積み重ねることによって、
透き通ったにごりのない精神になるのだとおもう。





初仕事



2015年1月3日(金)

お正月三日目にして、初仕事をした。
OEMの注文を受けていたお客様への納品作業だ。

OEMというのは、お客様のブランドの製品を委託を受けて生産すること。
わが社の生業はストール屋なので、
お客様のブランドのストールを製品し、そにブランドのタグを付けて納品する。

今回はメンズブランドのストールだ。
カッコいいオシャレな若者たちに人気のブランドだ。
パリでも年に二回、ショーを行っている。
世界のバイヤーさんからも人気があるのだ。

工場さんから上がってきた製品に、わが社でチェックを入れながら、
タグを封入して箱に詰める。
納品先は二ヶ所。
お客様の直営店と、物流センター。
物流センターの先は、国内と海外に分けられてそれぞれ発送される。

今検品しているこのストールは、どの国に行くのだろう。
今房を整えているこのストールは、どんな人が巻いてくれるのだろう。

この綿のストールは、洗えば洗うほど柔らかく肌なじみが良くなる。
そこまで出番多く使ってもらえるだろうか。
このストールの良さを分かってもらえるだろうか。

知ることのないお客様のことを考えながら、
「たくさん使ってもらえますように」と心の中で祈りつつ、
一枚一枚作業をした。。

お約束の納品日は明後日5日。
きっと運送会社は初荷の山だろう。
納品日に遅れないよう、一日早めに出荷した。

さあ、明日は掃除をしよう。
月曜日からは本格的な仕事始めだ。
今年はどんな年になるだろう。
良い年になる予感がしている。





今年のテーマ



2015年1月2日(金)

やはり、というか案の定、というか。
昨年の今日書いていた一年の目標・テーマというものを
364日ほど忘れていた。
書いた瞬間から、彼方へ飛んでいた。
さっき読み返してみて、びっくりした。

こんなことを書いていたのか。
はずかしい。

もちろん、実行などできていない。。。

もっとあきれることに、去年の今日も
「驚いたのは、そのことを一年間すっかり忘れていた。
 おそらく、書いた次の瞬間に忘れたのだと思う。
 テーマを考えた時点、書いた時点で、
 もうすっかり満足してしまったのだと思う」
と。
さすが私、同じことをきれいに繰り返している。

2013年も2014年も、年頭に何かを掲げ、
その次の瞬間にすっかりわすれているのだ。
もう、情けなさすぎて、涙も出ない。

ところが。
またこうやって、懲りずに一年のテーマを記そうとしている。
なぜなの、私。
どうして学習しない。

きっと明日には忘れていると思う。
分かっているけれど、書く。
364日後の私への手紙として。

2015年のテーマ

  薄く積み重なる努力をする

努力をしない人は、人生を楽しめない。
そういうことに、うすうす気が付いてはいたが、
これまでずっと、遠目に横目に見ていた。
けれど、人生が残り少なくなってくると、
そうも言っていられない。
そろそろ重い腰を上げなければならないときだと思う。

腰が重いので、大した努力は初めから期待しない。
楽しんでできることを、少しだけ目標を高めに持って、
継続して行おう、ぐらいのことである。

一年後の私よ。
ちゃんとできてた?
忘れてたでしょ。
「努力」なんて言ってたのよ。
恥ずかしいでしょ。
私が努力なんて。
そして、それをきれいに忘れていたわね。
さすがね、私。

もう明日から忘れる予定の努力なので、
股に力を入れる間もなく、どこかへ消えてしまうだろけれど、
一応書いてみた。
書いてしまうと、なんとなく実行しなければならない気になってきた。
するかなぁ、しないかなぁ。
しない、かもしれないけれど、できたら嬉しいなぁ。

ただね、私。
残り少ない人生、というのは、
忘れようにも忘れられない事実なのよ。
どうする?

来年の1月2日の私は、
このブログを読んで、どんな顔をするのだろう。
もう、赤面してしまう。




2015年 明けましておめでとうございます。



2015年1月1日(木)


ふと見上げた空に、大きな雲がぽわんと浮かんでおりました。
真っ青な空に、真っ白な雲。
ゆっ~くりゆっくり、東へ飛んでいきました。

皆さま、新年あけましておめでとうございます。

今年はこの雲のように、穏やかに進んでいける気が致します。
そして、harukiiはより多くの皆さまに会いに
おそばへふんわり飛んでいきます。

皆さまにとっても、穏やかで晴れやかな一年となりますよう、
心よりお祈り申し上げます。

harukii
髙橋裕子