2014年3月1日(土)
いよいよ、春が来た。
長い間待った春だ。
去年の晩秋から、恋い焦がれた春だ。
気を付けなければ、とっても短い春だから、あっという間に過ぎ去ってしまう。
寒い寒い、まだ冬か、と文句を言っていると、
いつの間にか初夏になってしまう。
だから、いくら寒くても、言ってしまおう。
春が来た!
で、仕事の話。
来週、春ものの展示会をする。
新商品は、お正月すぎてすぐに企画を始め、
工場さんに発注している。
このブログに、
2014年1月6日(月)
さあ、
と書き出したまま、ずっと空白のままにされていた原稿があった。
きっと、1月6日から企画が始まったのだと思う。
そして、1月7日の朝に、こんな写真を撮っていた。
そうだ。
ここから始まったのだった。
2014年春の色を選ぶ。
それを、こんなふうに、糸を並べて思案していたのだ。
本来なら、2013年の10月頃から始めなければならない企画。
それを、年が変わってから始めたのだ。
そして、1月8日には、こんな写真が残っていた。
うふふ。そうだったそうだった。
かなりこんがらがっている。
その時の頭の中も、こんなだったのだ。
たしか、唸って悶絶して、
這うようにして発注書を送ったような記憶がある。
何となく頭の中にあるイメージ。
それが上手く色となって表現できない。
そんなもどかしさに、打ちのめされ、その後しばらく寝込んでしまった。
その時デザインしたストールが、続々手元に届いている。
ああ、あの時苦しんだ結果が、これなのだ。
ほんの2か月前の事なのに、
もうずっと前のような気がする。
今ここに届いた新しいストールは、
雪の中のフキノトウのように、まだ外の空気に触れていない。
冷たい温かさの中で、すやすや眠っている。
そんな優しさのするストールが出来あがってきた。
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