林實『作法心得』



2015年1月18日(日)

インターネットのお気に入り(ブックマーク)に入れているページに
「作法心得」というのがある。

昭和の時代、
一流のホテルマンを育てた林實という先生が書かれた本を、
多分教え子のどなたかがインターネットに公開されたのだと思う。
いつだったか、どういうきっかけだったか、すっかり忘れてしまったが、
少し読んで、
「これは面白い!」と
すぐにページを記録した。

「作法心得」には
一流のホテルマンとはかくあるべし、ということを
実に多岐にわたって説明している。
それも、とても詳細、かつ深い。
そして、厳しいながらも随所にユーモアが含まれ、
ニヤリとさせられる。
ホテルマンでなくとも、私のような一般人にも
とても勉強になる内容である。

無断で引用するのは申し訳ないので、
興味がある方は、こちらのページをぜひご覧頂きたい。

「作法心得」



どこを開いて読んでも面白い。
一度には読み切れないので、時々、ランダムに読んでみる。
読むと、自然に背筋が伸びる。
そして、我が生活を省みる。

しかし、読むだけなら面白いが、
これを習った実習生は、大変だっただろうと察する。
とても厳しい先生だったそうだ。
そして、目指すところがとても高い。

林先生に習った人が、
今もどこかのホテルで働いているのだろうが、
きっと、すばらしいホテルマンになられているに違いない。
会ってみたい気がする。

林先生は1982年にすでに他界されているが、
一度講義を受けてみたかった。

この膨大な文章をインターネットに公開して下さった、
某氏に感謝したい。


※追記
思い出した。
harukiiのシルクカシミヤストールとポケットチーフの企画を考えていた時、
インターネット検索でポケットチーフのことを調べていて、
このページに辿り着いたのだった。

http://hac.cside.com/manner/4shou/16setu.html






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