2015年1月17日(土)
今から20年前。
私は無職だった。
バブルが崩壊し、勤めていた会社が倒産した。
未払いのお給料を支払ってもらうために、
同僚たち、管財人さんたちと
毎日毎日資料を作っていた。
面接を受けるために、英語の試験を受けてみた。
私には、履歴書に書くための何かが必要だった。
履歴書の他に、B5サイズの紙にPR文を書いた。
コンピュータはまだなく、ワープロで書いた。
それが奏功したのか、
希望の職を得ることができた。
その職場に7年、その後別の職場に移り、
また転職しと、20年の間に、3つの会社で働いた。
それぞれ違った業種だった。
それぞれ違ったカラーを持っていた。
そして、それぞれの場所で、多くの人に出会い、
助けてもらった。
教えてもらった。
喜んだり、悔しがったり、笑ったり怒ったり。
あれから20年。
いろいろな道をくねくねと歩いてきた。
どこをめざしているかも分からずに、
ただ、どこかを目指していると信じて歩いてきた。
長かったようで短かった。
そして、やはり長かった20年だった。
少しは大人になっただろうか。
いやいや、まだまだ幼いと思っている。
これからの20年。
これからが、本当の大人になるための大事な20年だ。
今日見ていたテレビ番組の中で、
「地震で壊れないものを育てていこう」という言葉を聞いた。
そうだ、その通りだ。
地震で壊れないもの。
家事で焼けないもの。
それを、私もこれから20年かけて、育てていこうと、
新たに決心した。
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