2012年8月17日(金)
いつも掃除機をかける時に、必ずと言っていい程頭の中で鳴る曲がある。
小学校の頃、テレビで流れていたコマーシャルソングだ。
これが僕の家内です。
四角い部屋を丸く掃く。
これが僕の家内です。
得意な料理は目玉焼き。
それでもこいつに惚れたのは、シャンプー上手と聞いたから。
初めて惚気るこの気分。
シャンプーアンドスペーシャルー。
インターネットで歌詞を確認してみると、
出てくる出てくる。
この歌、覚えている人が多い。
そして、人気が高い。
そういうのって、名曲と言っていいのだろう。
最後のフレーズは間違えて覚えていた。
正しくは、『♪牛乳シャンプースペーシャルー』。
製品名だ。
さらに調べると、このシャンプーは、牛乳石鹸共進社の製品。
通称「牛乳石鹸」だ。
牛乳石鹸といえば、あのとんでもない名曲がある。
ぎゅうにゅうせっけん、よいせっけん♪
このフレーズをおぼえているひとも多いのではないだろうか。
コマーシャルを作るのが上手な会社である。
話は逸れたが、『牛乳シャンプースペシャル』の方は
吉田拓郎の作詞作曲で、猫というフォークグループが歌っていたらしい。
あ、これも逸れている。
そう、掃除の話だ。
四角い部屋を丸く掃いても、目玉焼きしか作れなくても、
シャンプーさえ上手なら惚れちゃうっていう話だ。
70年代、男性は奥さんに家事が上手なことを求めていたのね。
あ、違う。それは今でも変らない。
やっぱり、女性はいつの時代も家事が上手なことを求められる。
でも、あのころはシャンプーが上手だったら格が上がった、のかもしれない。
今だったらどうだろう。
「それでもこいつに惚れたのは~、○○上手と聞いたから~」
○○に、私が入れられそうな得意なことを考えてみる。
・寝つきがいい。
・ローマ字入力が速い。
・日本語が無茶苦茶上手だけど発音には大変問題があるガイジンの真似ができる。
だめだだめだ。やっぱり家事的なことに近付けなきゃ。
・・・・・
哀しいことに、思いつかない。
それでもこいつに惚れさせられるようなことが、見当たらない。
掃除は、この曲のお蔭で、隅まで掃除機を掛けるようになったが、
とんでもなく時間がかかる。
お料理は、目玉焼きだって得意であれば上等、と思う。
いや、目玉焼きくらいならできる。できるけれど、威張るほどのことでもない。
この間ハンバーグくらいならできるだろうと作ってみたら、
なぜかベチャベチャになって、急遽お好み焼きとして出した。
洗濯は、、、洗濯機がやってくれる。
干すのも畳むのも極々適当。
家事は本当に苦手だ。
だから、今もここにこうやって一人でいる。
最近、「三高」から「三平」になったそうだ。
結婚相談所がとったアンケート結果で、
30~40代の男女が結婚相手に求める条件だ。
「三平=平均的な年収、平凡な外見、平穏な性格」
平均的な家事能力。
それはどこにも書いてない。
平均的なら、上等だと思ってほしい。
アンケートでは「三高」「三平」「三低」の三つから選ぶらしいが、
「三低」に釘付けになった。
「低姿勢、低依存、低リスク」
これだ!
お互いに望まない、心配をかけない、そして距離を置いて思いやる。
これこそが結婚の正しい姿だ。
みんな、なんでそれに気が付かないのだろう。
目を覚ませ、若人よ!
若者の望みが「三高」から「三平」になるまで、何年かかったのだっけ。
この先「三低」になるまで、私は生きていられるだろうか。
生きていたい。そしてその時代を見てみたい。
きっと、すばらしい理想の時代になっているに違いない。
よし、長生きしよう!
無駄に家事力を付けないままで。
なつかしい「牛乳石鹸の歌」を歌っているYouTubeを見つけました。
初音ミクという人が、無伴奏で歌っています。
いい歌ですね。>>>
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