高揚感 Ⅳ



2013年1月3日(木)

『レ・ミゼラブル』という映画がヒットしているという。

これは、ヴィクトル・ユーゴーが1862年に書いた、
ロマン主義フランス文学の大河小説で、
1本のパンを盗んだために19年間もの監獄生活を送ることになった
ジャン・ヴァルジャンの生涯が描かれている。

この小説は、今から30年ほど前にイギリスで舞台ミュージカルに仕立て上げられ、
大ヒット作になった。
それが今度は、ミュージカル映画になったというのだ。

ミュージカルの中で『I Dreamed A Dream』(夢破れて)という歌が
歌われる。

4年前、この歌をオーディション番組で歌って
一躍有名になった女性がいる。

Susan Boyle スーザン・ボイル

全く無名の素人で、見た目にも××な47歳の女性が、
歌い出し直後から、全観衆と審査員全員の心を鷲掴みにし、
会場を感動の渦に巻き込んだ。

動画を見ると分かるが、
彼女が舞台に登場すると、
明らかに審査員、そして観衆が
「ぜんぜんだめ、問題外」という顔をしている。
ところが、彼女が最初のフレーズを歌い出した途端、
全員の顔つきが変わった。
そして、歌の途中から、聴衆が立ち上がりだし、
歌い終わると、聴衆と審査員までもが総立ちになり、
割れんばかりの拍手を送った。

彼女がオーディションの初回と、
そして決勝戦で選んだ曲が、
この『I Dreamed A Dream』という歌だったのだ。

このオーディション番組の動画は、
すでに1億1千万回以上、世界中で見られている。
きっと、多くの人が、何度も繰り返し見ているのだろう。
何度見ても、引き込まれ、感動する。
それほど、彼女の歌唱力、表現力、
そして飾らないキャラクターがこちらを魅了する。

もうすでに見た方も多くいらっしゃると思うが、
また新たな気持ちで見ると
ちがう感動を覚えるのではないだろうか。

歌の内容はとても悲しいものだが、
Susan自身のチャレンジする精神、
堂々とした歌いっぷりは、
まことに新年にふさわしい動画だと思うので、
ここに紹介します。

 ↓ クリックすると、動画が見られます。
(画面の下に広告が出てきますが、[×] をクリックすれば消えます。)



I Dreamed A Dream の歌詞は、以下の通り

I dreamed a dream in time gone by
When hope was high and life worth living
I dreamed that love would never die
I dreamed that God would be forgiving
Then I was young and unafraid
And dreams were made and used and wasted
There was no ransom to be paid
No song unsung, no wine untasted
But the tigers come at night
With their voices soft as thunder
As they tear your hope apart
And they turn your dreams to shame
And still I dream he'd come to me
That we would live the years together
But there are dreams that cannot be
And there are storms we cannot weather

I had a dream my life would be
So different from this hell I'm living
So different now from what it seemed
Now life has killed the dream I dreamed

訳詞は、みなさんそれぞれで検索してみて下さい。
たくさんのページで紹介されています。


それから、資生堂の『HAKU』という商品の
コマーシャルソングを歌っているそうです。
その歌は、こちらで聞けます。


ページの下方にある、
【♪HAKU TVCM挿入歌を聴く Play▶】
をクリックして下さい。



インタビューも読めます。

Enjoy!






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