2013年1月20日(日)
ウェブサイトをリニューアルした。
どういう情報を盛り込み、どのようなページに割り振り、
商品をどのように見せるか。
自分の考えやイメージを具体化するということに
まだまだ慣れていない。サイトの準備に費やした時間は長かった。
長かった分、完成してやっとほっと一息つけるかと思っていた。
ところが、自分の持った感情が全く違うので、
少し驚いている。
昨日の朝、新しいページを確認した。
それまで、二か月間、
RedBeの竹内さんが準備したテストページを
もう何度も何度も見ていた。
だから、harukii.jpで改めて見ても、感動はないと思っていた。
でも、なんというのだろう。
昨日の朝ページを開いたとき、
静寂で厳か、と言ったら大げさかもしれないが、
そんな感動があったのだ。
そして、あぁ、また生まれたのだ。
これから最初の一歩を踏み出すのだ。
そんな感慨を持った。
虫が幼虫から蛹、そして成虫になる過程で
何度も脱皮を繰り返すように、
harukiiも最初の脱皮をした気がする。
harukiiを立ち上げて半年しか経っておらず、
もう最初の脱皮した、というのは
少し早すぎかもしれない。
しかし、私は新しいサイトを見て、
何か身に纏っていたものをはらりと脱いで、
むき出しの肌を晒しているような気になったのだ。
新しい自分の考えやイメージをより具体的に露出したためだろうか。
太陽の光に、強い風に、
雨に雪に、身体全体が曝されている、
そんな風に感じる。
たった半年のうちに、
私は殻を作っていた。
どんな殻だったのかは、これから少しずつ分かっていくと思う。
そして、私は今日からまた新しい殻を身の回りに
せっせと作り出しているのだろう。
殻に籠る。
殻を被る。
殻を破る。殻は多くの場合、悪いことのように使われることが多いが、
身を守るために必要なもの。
しっかりした殻に守られて、生物は成長する。
そして、その殻が小さくなってその中では生きられないほど成長したら、
その生物は殻を破って出てくる。
その準備ができるまでは、殻はその生物にとって
絶対に必要なのだ。
半年で私が作った殻は、きっと薄くて弱かった。
だから、私はそれを早めに破って
頑丈な殻を作ろうとしているのだ。
今度は、しっかりした殻を作りたい。
そして、その中でしっかりと自分を成長させたい。
その殻が小さくなって、息がしにくくなるまで、
私はその殻を作り続ける。
殻を作りつづけながら、自分も成長するのだ。
でも、出来ることなら、
次の脱皮の時期も早く来てほしい。
そして、何度も何度も殻を破って、
脱皮をし続けたい。
虫なら成虫になれば脱皮はおしまいだ。
でも、私は成虫にはなりたくない。
脱皮をし続ける幼虫や蛹でありつづけたい。
最後の脱皮は、
きっと私の魂が殻から抜け出すときだろう。
その時まで、
何度も何度も脱皮を続けたい。
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