昔、向田邦子のドラマのタイトルにありました。



2013年3月1日(金)

朝、母が作ってくれたサラダ。



んん? あらまぁ~。
エディブル・フラワーが乗っている。
エディブル=edible=食べられる。
エディブル・フラワーは食べても体に問題がない、という花である。

スーパーマーケットで売っているのだろうが、
我が家の女二人は、野菜のコーナーでも
そんな棚には見向きもしない。
トマト、キュウリ、ナス、キャベツといった、
ごく基本的な野菜しか、カートに入れない。

でも、この花はどうしたことか。
母が何かの拍子に、上機嫌のあまり買ってきた?
いえいえ、そんなことはありません。

実は、この花、我が家の窓辺に咲いています。

四枚の花弁の先が、ほんのり紫色に染まって、
それはそれは可憐な花。

さてさて、これは何の花でしょう。
あらら? 水栽培?
でも、下の方を見るとお皿に載っている。
こんなにしっかり立っているところを見ると、
根っこをたくさん横に張っているのかしら?
んんん? そうじゃない。
これは何かの切株?

そうなんです。
これは、青首大根の頭なのです。

お店で売っている大根には、大抵5mm~10mmぐらい、
葉っぱの切り口が残っていますね。
そこを水に浸けておくと、新しい葉がみるみる、ぐんぐん伸びてくるんです。
そして、そのうちに、花芽を付けた茎が伸びて来て、
立派に花を咲かせるんです。


途中にも脇芽がいっぱい生えてきて、

無数の蕾が付いています。
全体の姿はこんな感じ。

我が家の台所の窓辺には、
この青首大根の切株がいくつも並んで、
いまはまるでお花畑のよう。

これは本当におすすめ。
皆さんも、大根の水栽培、してみませんか?

ちなみに、向田邦子の『だいこんの花』というドラマでは、
父親役の森重久彌が、早く亡くした妻のことを
「かあさんは、だいこんの花のような、
素朴だが美しく控えめな人だった」と常々語っていました。

本当に、素朴だけれど控えめで美しい花ですね。
そんな女性を妻にしているあなた。
世界一シアワセモノですよ~。




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