図書館の思い出



2012年12月25日(火)

調べものがあって、港区広尾にある都立中央図書館に行った。

ここはとても懐かしい場所。
高校生の頃、学校からの帰り道、
この図書館に寄って受験勉強をした。

貸し出しをしていない図書館。
そして、蔵書の多い大きい図書館。
図書館で調べものをしたい人が集まる図書館。
大人の多い図書館。

そんな環境だから、机もたくさんあり、とても静か。
勉強がはかどった。
いや、はかどったと自分では思っていたが、
実際にはあまり頭に入って行かなかった。
それは図書館のせいではなく、
私が暗記モノが不得意だったせい。
世界史も日本史も、まるっきりダメ。
今も、年号は一つしか覚えていない。
  1919年 ベルサイユ条約
  行く行く、アンドレ行くわよ。
漫画『ベルサイユのばら』の、オスカルのセリフにしたら、覚えられた。
それだけだ。

この図書館は、有栖川公園に隣接している。
地下鉄広尾駅の出口から公園まではすぐ。
だが、この公園は有栖川といっているが、小山だ。
その小山を登りきったところに、図書館がある。

ちなみに、有栖川というのは、川の名前ではなく、
有栖川宮から来ている。
公園の正式名称は、有栖川宮記念公園。
有栖川宮のお屋敷の跡地が公園になっている。

本当に久しぶりに足を運んだ。
公園の風景は昔と変わらない。
そして、公園の前には、ナショナル麻布マーケット。
その一角にはサーティワンアイスクリーム。
もう30年以上も変わっていない。

麻布マーケットは当時輸入食品を多く扱っていて、
入るとアメリカの匂いがした。
今はどうだろうと、入ってみた。
やはり輸入品が多いが、この雰囲気なら他のスーパーにもある。
いや、他のスーパーがこのマーケットに近付いてきたと言ったほうが良いだろう。
なんだか、ちょっと淋しい感じがした。

それでも、輸入のチョコレートがたくさん置いてある棚を見ると、
30年前のあのころを思い出す。
自分がこれからどんな道に進み、どんな人間になるのか。
可能性は目の前に180度広がっていると思っていた高校時代。

あの頃思い描いていた生き方とは随分違ってしまっている。
それは、いいこと? 悪いこと?
私としては、まあまあ満足できる方向に進んでいると思う。

もう一度高校生に戻って、今までをやり直したい?
いえいえ、どんな時代だって戻るのはおことわり。
私は、今でも自分の未来を想像している。
自分の前に180度広がっている可能性を見ている。
昔に戻ることには全く興味がない。
これから先が一番楽しそうだ。

それに、もう年号は一つも頭に入らないからね。


都立中央図書館

有栖川宮記念公園

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