2013年5月13日(月)
夕暮れにはまだ一時ほどある、帰り道。
ちょっと遠回りして、遊歩道を歩いてみた。
この遊歩道は咲き乱れる、というような植え方をしていない。
いや、植え方、というより、植えたものとどこからか飛んできた種が、
混然となっている。
そして、全体的には緑ばかりの道だ。
けれども、よく見ると、多くの細かい花が時を得たように
活き活きと咲いている。
ああ、やはり初夏の色になっている。NIKONを携帯していないのが、悔やまれる。
iPhone4で、できるだけ頑張って撮ってみよう。
やわらかい香りがする。
この花、なんとういうのだろう。
やはりインターネットはすごい。
すぐわかった。
【定家葛】(テイカカズラ)というらしい。
ふわふわと揺れながら咲いているさまが愛らしい。
これは、、、と。
【長実雛罌粟】(ナガミヒナゲシ)。
ふぅん。
一つの芥子坊主から1000~2000の種子(ケシ粒)をばら撒いてしまうために
爆発的な繁殖力を示す場合があり、ですって。
これは、【躑躅】(ツツジ)。
今が満開ね。
と思ったら、これは【皐月】(サツキ)、というらしい。
すぐお隣の群は、蕾の一群。
花や葉が小さくて、特に葉がツルツル光っているものが、サツキなのだとか。
本当は、どちらかよく分からない。
あ、【昼顔】(ヒルガオ)。
夏の花だと思っていたら、もう咲いているのね。
緑の草むらにひっそりと咲く様子は可憐でしおらしいのに、
すごく強い生命力があって、
ちょっと、雑草扱いされているみたい。
あら、これはなんと愛らしい。
【昼咲桃色月見草】(ヒルザキモモイロツキミソウ)。
昼に咲く月見草ですって。
あら、月見草って、夜に咲くのね。知らなかった。
白い肌にピンクの血管が浮いたように走っているのが、
なんとも可憐。
これは、紫蘭。
我が家の貧庭にも、頑張って咲くことがあります。
この花もとても強くて、地下の茎が伸びて増えます。
葉っぱの方にピントが合ってしまったわね。残念!
これは、、、と。
【蔓日日草】(ツルニチニチソウ)。
あ、葉の先が白くなっているから、正しくは
【斑入り(フイリ)蔓日日草】。
あら、まだ咲いてるのね。
春紫苑(ハルジオン)。
花弁がふわふわして、
蕾がピンクで、とっても可愛らしい。
ぱっちり開いている花と
なんだか見つめ合っている気がする。
これは、、、。
ふうん。【一初】(イチハツ)、というのね。
菖蒲の仲間なんだけど、乾いた土の上に咲くのは、イチハツなんですって。
これ一輪だけ、咲いていました。
シャガよりもっと大振り。
このゼブラ柄が、なんとも艶やか、ゴージャス。
ちょっと洋風だけれど、
日本には室町時代に渡来したのだそう。
あぁ、これは【花大根】(ハナダイコン)ね。
線路の脇に群生しているのをよく見ます。
うちの粗庭にも咲いていて、
風に揺れているさまが、とても愛らしくて好きです。
至福の蜂。どうぞゆるりと。
これは、なんという花だろう。
すごく小さくて、真っ白の花。
iPhoneだと、白すぎて色が飛んでしまう。
コンピュータで調整したけれど、これが精一杯。
花弁に走った筋が、ほんのりピンクなのが分かるでしょうか。
やっとわかった。
【白丁花】(ハクチョウゲ)というらしい。
蕾の先がうっすらピンクなのが、とても色っぽい。
あぁ、NIKON持っていたらなぁ。
【ビオラ】。
これは、よく見かける園芸種。
花が全員太陽の方に向って咲いているのが、ほほえましい。
ビオラの白。
すごく清楚な雰囲気を持っている。
あぁ、菫の仲間、という感じ。
出ました!
私の大好きな【紫方喰】(ムラサキカタバミ)。
こんなに群生して咲いているなんて。
ここはちょっと日陰なので、花弁も閉じ気味。
でも、それも可憐で愛らしい。
精一杯開いても、これくらい。
でも、うちの猫の額では、葉っぱばかり繁って花が咲いてくれない。
うわっ!
突然視界に入ってきた。
これは何?
【石楠花】(シャクナゲ)、、、かなぁ。
蕾がシワクチャで、まるで生まれたばかりの赤ちゃんみたい。
今まで狭いところに閉じこもっていたのね。
これから一気に開花して、大輪の花を咲かせるのだろう。
花はないけど、この時季にしか見られない、
つっやつやの若葉。
何の葉だろう。
新茶って、こんなかんじなのかな。
ちぎって食べてみたい。
お茶のような味がしないかしら。
あ、でましたよ。
もう【紫陽花】(アジサイ)の蕾が出てきました。
これを見ると、梅雨も近いと思ってしまう。
まだまだ出てこないでほしいのだけど。
もうちょっと、初夏の爽やかさを楽しませてほしいなぁ。
ほんの30分くらいの寄り道だったけれど、
いろいろな花を堪能しました。
ん? 本当に堪能した?
ホント?
写真撮るのに夢中になって、ちゃんと花を見ていなかったのでは?
うーん、どうだろう。
次はNIKON持ってこよう、なんて思っていたけれど、
何も持たずに、ただ花を愛でながら歩いたほうが、いいかも。
そうね。そうしよう。
自然は毎日変わっているのだから。
また同じ道を歩いて、いろいろな美しさに、ドキッとしよう。
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