2012年10月20日(土)
秋の草花を頂いた。
ワレモコウ
オトコエシ
リンドウ
母が、お花と一緒に頂いた和菓子の入っていた籠に、
さっと活けてくれた。
ワレモコウ。
漢字では吾亦紅。
「私だって紅いよ」ということらしい。
よく見ると、小さい花がたくさん集まっている。
吾木香という漢字も使われる。
ワレモコウの根が『木香(もっこう)』という漢方薬に使われる植物の根に
似ているらしい。
オトコエシ。
漢字は『男郎花』。
黄色い花をつける『女郎花(おみなえし)』の仲間。
それぞれ、オトコメシ、オミナメシ、という呼び名も持っている。
リンドウ。
漢字では『竜胆』。
音は可愛いのに、漢字にするとなかなかドスの効いた名前である。
根が食欲不振や消化不良などに効くと生薬に使われる。
熊の胆(クマノイ=クマの胆嚢)よりも苦いことから、竜の胆嚢→竜胆、と呼ばれるようになったらしい。
生薬としては、『リュウタン』と呼ぶ。
秋の野の花は、それぞれがとても上品で味わい深い色をしている。
それを組み合わせると、お互いがしっくりと馴染みあう。
そして、風がさーっと抜けていく風情を醸し出す。
本当に、秋も深くなってきたんだなぁ。
もうすぐ紅葉狩りの声が聞こえるだろう。
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