へちま2013 Ⅲ そして、七夕遊び2013

 

2013年10月21日(月)

7月3日に植えた3株のヘチマは、その後どうなったか。

今年の夏は昨年よりさらにひどい暑さが続き、
毎日々々猛暑日。
写真を撮る気も失せるほどの暑さだった。

新潟から来たヘチマの株は、
我が家の痩せて日当たりの悪い小さな庭でも、
ちゃんと根を張り、葉を茂らすだろうか。

これは、8月16日の、ご近所のヘチマ棚。

壁一面にヘチマの蔓が伝い、大きな葉が生い茂っている。

真っ黄色の花も、勢いよくいくつも咲いている。
これぞ夏!という風景である。

こちらのお宅は、毎年早く苗を植える。
土もいつもふかふかに栄養たっぷりにしてある。
だからこの時点で、この茂りよう。
ちゃんと手を掛ければ、こうなる。
お手本のようなヘチマである。

翻って、同日の我が家のへちま。
まだまだ、蔓も細く、葉も小さく、
はっきり言って、へなちょこりんである。
こんなに広い網を張る必要なかったかしらん、と
少し心配になる。

あ、言い忘れたが、今年も七夕遊びは忘れずにやった。

これは、7月21日の写真。

本来の七夕よりかなり遅れている。
そして、旧暦の七夕にはまだ早い。
夏休みで、香港から遊びにくるという姪を待っていたら、
みるみるうちに日が過ぎて、
もう明日に帰るという日に、慌ててやった。
猛暑ではあったが、これだけははずせない。
七夕とはまったく関係がなくなっている。
ただの願掛けのイベントである。

遊びとはいえ、年に一度の願掛けである。
短冊を目の前に、何を願おうか、皆真剣そのもの。
そして、絞りに絞った願いが書きこまれた短冊を、
いつものように脚立によじ登って、
ヘチマの網にしっかりと括り付けるのは、私の役目。
一番実現してほしい、切実な願いは、
できるだけ高い位置に、背を伸ばして括り付けてあげる。
少しでも天に近いほうが、
効き目があるかと思って。
私のほんのちょっぴりの思いやりである。

家族それぞれの願い、期待、胸算用を一身に背負い、
色とりどりの短冊が風に踊った。
 

そして、8月16日の、我が家のヘチマがこれである。


ヘチマ君たち、これからどうなるのだろう。
しっかりと育ってくれるのだろうか。

そして、短冊たち。
おまえたちの運命や、いかに。。。

(つづく)


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「続々・へちま2013 Ⅲ そして、七夕遊び2013」

「続々々・へちま2013 Ⅲ そして、七夕遊び2013 ~完~」


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