続々・へちま2013 Ⅲ そして、七夕遊び2013



2013年10月25日(木)

(一昨日の続き)

その後もヘチマは順調に育ち、
あのご近所のヘチマに負けずとも劣らないほど茂った。


そして、待望の雌花もたくさん開き、
実を付けだした。
こんな小さな実が、無数についている。
今年のヘチマの目的は、なんといっても収穫だ。
収穫して、食べる。
食べる。食べる。食べる。
そのほろ苦く柔らかい味を知ってしまったからは、
もう、ヘチマのたわしには、興味がない。
ヘチマは食べるもの。
大切な食材だ。

しかし、だ。

いかんせん、植えるのが遅かった。
遅すぎた。

ヘチマの実が育つには、相当の陽の光りが必要だ。
あの夏の灼熱の太陽が幾日も必要なのだ。
こんな秋の、もう11月もすごそこにきているという、
そんな弱い日差しの中では、
ヘチマの実はもう大きく育たない。
育てと言う方が無理である。

だから、あきらめた。
大きな実を食べるのは、あきらめた。
実は、小さいまま食べよう。
そう、やはり、食べるのだ。

 
 
いちばん大きいもので、13cmくらい。
なんだか、食べるのがかわいそうだが、
食べるためにわざわざ新潟から取り寄せたのだ。
やはり、食べなくては、ヘチマさんに申し訳ない。
だから、食べる。
まだ、花のしべがついたままの、幼いヘチマ。
もしこれが7月だったら、これからぐんぐん伸びるヘチマ。
それを、頂いた。
母が炒め物の具にした。
ヘチマだけだと、あっというまになくなってしまうので、
他の野菜をたくさんいれた。
そうしたら、どれがヘチマか分からなくなった。
だから、お料理の写真はない。

でも、しっかりとヘチマの味がした。
歯触りはとても柔らかく、
やはり噛んで、かわいそうな気がした。
そして、とても美味しかった。

ヘチマよ。
今年も有難う。
あなたの味を、十分堪能しました。
やはり、あなたは素晴らしい野菜です。
来年は、もっと早く植えましょう。
そして、立派な実を収穫しましょう。
適切な植え付けの時期は、、、、と。
え? 5月初め?
ゴールデンウィークには、もう植えなくてはいけないの?
そう。わかりました。
GWね。
来年こそ、いいヘチマを食べますよ~。

・・・・・・
そして、今日のヘチマ棚。
まだ植えたまま。
ちらほら枯葉も見えだした。

こもところの台風続きで、充分な太陽の恵みもなく、
もう疲れはてて、ただネットに絡みついているように見えるが、
それでもよく目を凝らすと、小さい実がいくつも生っている。
そして、毎日すこ~しずつ、成長している。
それを、まだ、
私たちは食べる気でいる。

もう少し大きくならないかな。
あと少しで、食べたいな。
がんばって、もうちょっと大きくなってね。

そして。

七夕の短冊は、その後の幾度の台風にもめげず、
あの一枚の後はすべて、まだ網にしがみついている。

もしかして、、、

一番最初に落ちた願いが、叶う、ということ?

もしかしたらそうなのかもしれない。
私の願いも、母の願いも、
一番上に取り付けた彼女のあの願いも、
もう、今年は叶わないのかもしれない。

まぁ、いいか。
無事に毎日過ごしていて、美味しいご飯を頂けて、
そして、屋根のある場所で、暖かく過ごせているだけで、
とても幸運なのだから。

きっと来年も願い事は同じだろう。
叶うまで、毎年毎年書き続けるだろう。
簡単に叶う夢など、面白くない。
夢は大きいほどいい。

今年の棚仕舞いはいつにしようか。
あそこに生っている、あの子を最後の収穫にして、
お終いにしようかな。






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