2013年10月10日(木)
デパートに開店同時に入ったことはあるけれど、
開店前に入ったことはなかった。
それも、デパート側の人間として。
昨日初めてそれを経験して、
皆さんと一緒に、最初のお客様を迎えるお辞儀をした。
「ああ、こんなに早くお店にいらして下さったのだ」と、
心から感謝する気持ちになった。
店員さんに一斉にお辞儀をされるのは、
なんだか照れくさくて、
今まで、急いで買い物をする用事があっても、
なるべく10時5分以降にお店に入るようにしていた。
でも、これからは、10時と同時に入店し、お辞儀をされたら
「はい、こちらもよろしくお願いします」と
笑顔で返したい。
うーん。やっぱりハズカシイかしら。
無理ね。
ムリムリ。
やっぱり、10時5分の人ね。
百貨店では、開店前にフロア全体の人たちが集まって、
簡単なミーティングがある。
これから一週間始まるフェアやイベントのことなどの説明がある。
それが終わると、個々のセクションでの朝礼があるのだが、
私はイベント出店なので、その朝礼はない。
昨日は自分の商品のレイアウトを整えていた。
すると、突然
「こんにちは」と、美しい女性に声を掛けられた。
(この美しい顔、知っている)
しかし、すぐにぴんと来ない。
(あれ、どこで、どう、、、)
「あの、楢崎さんの友人の、、、」
(ああ! あの!)
今年の一月に、このブログでもご紹介した、
眞砂さんである。
とても可愛らしく繊細なアクセサリーを
ご自分で作って、販売していらしゃる。
「私もあちらで出店しているんです。」
なんという偶然!
神様のいたずら。
行くと本当だ。
あの時表参道で見たお店が
ここにある。
お互いに東京から、この千里のデパートに、
それもまったく同じ時に出店するなんて。
すごい偶然だ。
本当に、驚いてしまった。
知り合いが全くいない中での一週間の販売と思っていたが、
一人でも知った方がいるのといないのでは、
大きな違いである。
それに、その知り合いが眞砂さんであったことは
harukiiにとって、幸運中の幸運。
なぜなら眞砂さんは店舗販売のプロ。
以前、世界的に有名なブランドに勤めていらして、
そこでとても優秀な売り上げを記録なさったと聞いている。
6年前に、ご自分で手作りのアクセサリーの事業を始め、
東京の目白にお店もお持ちだ。
お店に通うファンのお客様が多くいらっしゃる。
眞砂さんは、どんなスペースでも、
お客様にとって心地の良い空間を作り上げることができる。
昨日も、時間の空いたときにharukiiのスペースを見て、
いろいろアドバイスを頂いた。
ほう。なるほど。
そうだ、こうすれば、お客様は商品を見やすい。
ほんのちょっとしたことなのだけれども、
空間ががらりと変わる。
私もお客様の立場になれば、
このほうが絶対に入りやすい。
商品にも気安く触れる。
ほうう。
少しのことで、こんなにも違うのか。
素敵だな、眞砂さん。
彼女はお客様にけっして商品を押し付けることはしない。
ただ、お客様が見やすい空間、空気を作るだけなのだ。
あとは、お客様が自由に商品を見て、選ぶだけ。
気に入れば買うし、気に入らなければ買わない。
でも、気に入るかもしれない商品を目の前にしても、
いろいろな条件で、商品に近付けないことが多いのだ。
私もお客として買い物に出かけ、
いつもそういう見えない壁にぶつかって、
すごすごと手ぶらで帰ってくることが多い。
商品と出会えないのだ。
それを、
「気に入った商品がなかった」
と思っているが、
実は、商品に近付けなかったのかも知れない。
足を踏み入れないお店がほとんどなのだ。
どうしてそのお店が入りづらいか、
私にはまだよくわからないが、
眞砂さんはよくわかっている。
だから、お客さんが彼女の商品の前に集まる。
よい人が一緒に千里のデパートに来て下さったものだ。
私は昨日受けたアドバイスを、
今日さっそく生かしてみようと思う。
今日の大阪は、晴れ、ときどき曇り。
気温31度。ワオ!
暑い一日になりそうだ。
お客様、たくさん来て下さるかしら。
気持ちの良い空間を作って、
商品をきれいに並べ直し、
お客様を心からお待ちしよう。
眞砂さんのブランド、【eclectic】のサイトは、こちら >>>
東京目白のお店の地図は、こちら >>>
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