2013年7月10日(水)
梅雨が明けた直後なので、
今が夏本番、
夏真っ盛り、
真夏の中の真夏、ということなのだろう。
冬の間はいつも、「こんな寒い日が続くより、猛暑の方が過ごしやすい」
と思っている。
冬は何枚着込んでもちっとも暖かくならないのに、
夏はもう、体温と同じ気温なのだ。
何も着る必要がない。
体が気体に溶け出し、融合し、一体化する。
なんという自由。
なんという幸福感。
真夏はなんとすばらしい季節なのだろう。
その待望の夏が、今なのだ。
待ちに待っていた夏なのだ。
だから、私は今幸せだ。
いくら体温より気温が高くなっても、
寒いあの日々に比べて、なんと過ごしやすいのか。
毎日が極楽だ。
そう思って、
酷暑の中、
ぐったりとしながら、
持ちうる想像力を結集させて、
必死に寒い日のことを思い出してみる。
そうそう、朝はまだまっくらで、吐く息は白く、
なかなか起き上がれない。
雪がぼたぼたと降る日は手がかじかんで、
傘がうまく開けない。
そうそう、冬はストーブをつけても
なかなか部屋が温まらず、
ダウンコートを着たまま、ストーブの前に陣取る。
冬はビルの間を吹き抜ける風が身を切るように冷たく、
コートの襟を掻き合わせる。
。。。などと、必死に冬の苦しさを思い出してみる。
でも。
だめだ、だめだ、だめだ。
あづい、あづい、あじゅい~~~。
涼しくなんてちっともならない。
雪を思い出しても、かき氷が食べたくなるだけだ。
もう、どうにかしてほしい、この暑さ。
脱げるものなら脱いでしまいたいこの暑さ。
冬の間はまっぴら御免、行きたい人の気が知れない
と思っていたが、
今のこの時期だけ行ってみたい、
スウェーデンのアイスホテル。
ひ~んやりと、気持ちいいだろうなぁ。
私の想像力は、かくも脆弱だ。
がっかり。
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