2023年春 長綿ガーゼストール Ⅱ



2023年4月4日(火)


そのお客さまとのメールは、大切に保管してある。
今読み返しても、胸が高鳴るほど嬉しい。

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ストールの愛用者です。
初めて出会ったのは、5年ほど前です。
軽くて温かくて、おしゃれでとても気に入っていおり、ずっと愛用していました。

けれど、先日うかつにも紛失。
何処かで落としてしまったみたいで、とてもショックを受けて落ち込んでいます。
大好きなお気に入りのストール。グレーと生成りのような絶妙な色合い。
どんな服にもあい、夏は首の日よけや冷房対策に重宝していました。

同じ品物を購入したいのですが、出来ますか?
なければ似ているのをご推奨頂ければと思っています。
ご連絡お待ちしております。

本当に無くして悲しくて悲しくて。
早くharukiさんの羽衣のようなストールを首に巻きたいです。
どうぞどうぞ宜しくお願いいたします。

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このお客様のもとへ行くべき運命だったのだろうか。
本当に偶然だが、一枚だけ残っていた。

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早速にお返事頂き有難うございます。
最後の一つ。残っていてくれたなんて!
ジャンプして飛び上がって喜びたい気分です。

最初に出会った時に一目ぼれして購入し、それ以来、冬を除く全ての季節に、
職場に旅行に近所のお買い物にと、フル活用しておりました。
切っても切り離せない相棒のような存在だったので、ご連絡頂き本当に嬉しいです。

代引きで購入します。
直ぐにでも必要。直ぐにでも会いたいので。
どうぞ宜しくお願いいたします。

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大好きなストールと再会を果たし、いま首に巻いております。

まだ生地が硬いですが、一緒に時を重ねて味のある風合いにしていきたいと思っております。

最後の一つ。残っていて本当に良かったです。
紛失の際はかなり落ち込みましたが、ご対応のおかけで6日目に新しいストールとして戻ってきてくれて嬉しいです。

前の体に馴染んだストールも大変名残惜しいですが、新しいストール大切に大切に使います。

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お買い上げ頂いて、
そのうえ何度も何度も嬉しいと言っていただき、
なんと幸せ者のharukiiか、なんと幸せ者のストールかと思う。

そして、
「一緒に時を重ねて味のある風合いにしていきたい」というお言葉。
ああ、これだ。
これこそharukiiのストールが目指していることだ。

いつもそばにあり、
出かけるときの相棒として、仲間として、
支えてもらう味方として、
そんな存在でありたい。

困ったとき、弱っているときに巻き、
旅に出るときに必ずバッグに入れ、
大切な人に贈りたいと思う
そんなストールでありたい。


このお客さまとのやり取りがあって、
再び5年が経ってしまった。
そして、今年いよいよまたこのストールを作ることになった。

今度はどんな色にしよう。
柄はどんなのがいいか。
サイズは見直した方がよさそうだ。
いやそれより、肝心の糸はあるのか。
まだ同じスペックで作られているのだろうか。
まずは糸の確認からだ。

さあて、いよいよだ。



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