2019新春 ふんわりシルクWフェイスマフラー #4



2018年12月7日(金)

(#3から続く)

工場がきまった。
糸も選んだ。
あとはサンプルを待つばかり。

しばらくして、
工場さんからサンプルが箱が届いた。
待ちに待ったサンプルである。

少しドキドキしながら箱を開けた。

サンプルを広げる。

ん、少し重いか。

デザインは、とりあえずまあまあ。

大きさも、こんなものだろう。

肝心の肌触りは。。。

ん、なんだ。
期待していたのと違う。
あまり柔らかくない。
柔らかいけど、展示会で触ったほどの感動がない。
これはどうしたわけか。

ウール100%の商品としたら、
とても柔らかい方だろう。
全く悪くない。

でも、harukiiらしいか。
いつも「あぁ、柔らかい」と感動して下さるお客様に
同じ感動を与えられるか。

なんど肌に当てても、
私の顎の下は「ノー」と言う。

だめだ。
製品にできない。

どうしよう。


どうしようもなにもない。
これは没である。

でも、どうしてなんだろう。
糸のサンプル帳の生地はとても柔らかいのに。

そこで学んだこと。

編み方、編み目の大きさなど
さまざまな条件によって
糸の風合いは変ってくる。
糸の良さを出すには、
それに合った条件を見出さなけれならない、という事。

これはニット製品に限ったことではなく、
これまで作ってきた織物製品にも
同じことが言える。

工場さんに相談する。

「もっと柔らかくするにいはどうしたら良いでしょうか。」

「うーん、それは編地をぐっと甘くするしかありませんね。」

編地を甘くする、つまりもっとざっくりと大きな目で編めば、
柔らかくなるというのだ。
糸の使用量も少なくなり、全体に軽くなる。

「でも、甘くすると型崩れしますよ。」

それは困る。
harukiiの製品は、長い間お使い頂くことがセールスポイントだ。
使えば使う程肌に馴染み、自分の心強い味方になる。
そんな製品を作りたいと思っている。

一シーズンの使用だけで形が崩れたりされては困る。
だから、この編み方、目の詰まり方を
維持しなければならない。

この糸は使えない。
糸を変えなければならない。
せっかく魅力的な糸なのに。
良い糸なのに。
はぁぁ~~。

ちょっと、振り出し近くに戻った気がした。

(#5に続く)


2019新春 ふんわりシルクWフェイスマフラー #1

2019新春 ふんわりシルクWフェイスマフラー #2

2019新春 ふんわりシルクWフェイスマフラー #3

2019新春 ふんわりシルクWフェイスマフラー #5

2019新春 ふんわりシルクWフェイスマフラー #6





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