2017春 うかしガーゼストール Ⅱ



2017年4月24日(月)

この春の新製品
【うかしガーゼストール】には
ウール、カシミア、シルクが
ほぼ同率含まれています。
 ウール 35%
 カシミヤ 35%
 シルク 30%

シルクは外しても
春夏の商品にウールとカシミヤで
70%も構成するとは
どういうこと?

ウールとカシミヤは、
寒い季節の素材。
それを7割も入れ、
しかも残りはシルクだって?
シルクも充分保温素材ですよ。
harukiiはおかしくなった?

そういうお声が聞こえそうです。
いかがでしょうか。
皆さん【うかしガーゼストール】の素材を見たときに
暖かそうだと思われませんでしたか?
これから暖かくなろうという季節に
ウールやカシミヤが入ったストール、
必要なのか?

答は
Yes!

春夏用のストールには
・日差しを遮る
・ストールと肌の間の湿度を下げる
・冷房から身体が冷えすぎるのを避ける
という役割があります。

その中でも暑さ対策としてのストールの重要性は
年々増しています。

暑いというのは
体内の温度が平温より高くなり、
それを外に放出できなくて体内にこもってしまう状態です。

体温を下げるために、
人間は汗をかいて熱を放出しようとします。
その汗がすばやく肌から蒸発すると、
熱も奪われ、涼しくなります。

そこで活躍するのが、
実は動物性の繊維なんです。
特にウールの働きは素晴らしいです。

ウールの表面には、一面鱗(スケールと呼ぶ)のようなものがあります。
これには微小な穴があり、
水ははじきますが、水蒸気は通すのです。
そして、スケールの内部は吸水性の高い物質できています。

スケールは湿度が高くなると開き、
湿度を取り込み外に逃がします。
なので、肌は常にサラサラの状態を保てるのです。

スーツをお召しになる方なら、
ウールのソックスを履いたことがあるでしょう。
コットンのものより
足がサラサラしているのではありませんか?

ちなみに、ウールの吸湿力はコットンの約2倍あり、
なんと化学繊維を含めたあらゆる繊維の中で一番高いのです。

1位 ウール(カシミヤ含む)
2位 絹、麻
3位 羽毛
4位 レーヨン、モダール、キュプラ、など
5位 綿
データの出典: JIS規格票 L 1030-2

http://kikakurui.com/l/L1030-2-2012-01.html

といっても、
実はわが社で春夏ものの商品開発をする際、
一番最初に「動物性の素材だけで作ろう!」
と考えたわけではありません。
5年間販売してきたシルクカシミヤのストールの
販売実績を検証した時、
4-5月の売上がとても高いのです。
そして、
「真夏も重宝している」という
お客様のお声もずっと気にかかっていました。

それはなぜなんだろうと
改めて動物性繊維の特性を調べてみて、
上記のようなことがわかったのです。

ひとつ前のブログ記事で
シルクカシミヤを改良したストールを開発したい
と考えた経緯はお話ししましたが、
その発売のタイミングを春夏物に合せたのは、
そういう理由からでした。

なので、
色はできるだけ涼やかな色を選びました。

爽やかなパステルブルー

少しクールな、ライラックピンク

通年使える、サンドベージュ

サイズは、3つ。

L  幅 100cm, 長さ 205cm 105g
S  幅 100cm, 長さ 100cm 50g
Mini  幅 40cm, 長さ 100cm 23g

とても軽いので、旅行にも重宝します。
また母の日、父の日、
お里帰りのお土産として、
贈り物にも喜ばれます。

肌触りよく優しい【うかしガーゼストール】を
ぜひ一度お試しください。

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harukii
髙橋裕子





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