高揚感 Ⅷ ~大人の男声に...~



2016年2月21日(日)

久々の『高揚感シリーズ』のブログ。
今回は、どこかの動画や写真を引っ張ってきて紹介するのではなく、
私が今日、この目と耳で体験したことです。

。。。。。。。。


昨日あった集まりで
「明日、いま話題の松本に行くんです」と話したら、
「おー、真田丸か」
と言われた。

そうか。
今は『真田丸』もあるのか。
「あ、真田丸は上田か」と先ほどの御仁。
そうか。
真田丸は上田なのか。

歴史にも大河ドラマにも疎いわたしにとって、
今、長野県松本市と言えば、
世界のセイジ・オザ~ワ!
アメリカのかの有名な音楽賞、グラミー賞の中で
最優秀オペラ・レコーディング賞を受賞した
小澤征爾司氏。
そして、そのオペラが上演されたのが、
2013年に開催された『サイトウ・キネン・フェスティバル松本』
なのである。

つい先日発表されたばかりのこのホットでハッピーなニュース。
俄かクラシックファンであるわたしにとって、
今松本、と言えば
何といっても、セイジ・オザ~ワ、なのである。

世界のオザ~ワとグラミー賞のニュースが駆け巡り沸き立つであろう松本市に
こんな旬なタイミングで行く用事があるとは、
何というシアワセ。
それも、その用事が男声合唱の発表会を聞きに行くというもの。
音楽、オンガク、ミュージック♪
こんな偶然、こんな幸運があるであろうか。

しかしなぜ東京から2時間かけて、
朝7:00新宿発のスーパーあずさに乗り、
車中駅弁まで平らげて、
松本の男声合唱の発表を見に、
いや聴きに行く必要があったか、、、。

それは、カクカクシカジカ、ウンヌンカンヌンで、
その発表会の一つのチームに
harukiiのスカーフを衣裳として貸し出すことになったためである。

そして今朝10時。
降り立ったのは、JR東日本大糸線の島内駅。
松本駅から二駅目。
おめかししたご婦人たちが数名一緒に降りていく。

会場は『ザ・ハーモニーホール』。
駅の目の前にある。
木立の中の文化的な建物。
この中の小ホールで行われる。

空は快晴。
遠くの山並みの稜線もはっきり見える。


油断した。
松本駅からタクシーで来ればよかったか。
会場はもうすでに人で溢れていた。
空いている椅子が見当たらない。
会場整理の人が、
「もう一列椅子を増やすか」と
相談している。

運よく、最前列から二列目。
関係者席の脇にちょうど二つ椅子が空いていた。
一緒に行ったコンサルタントの友人と
椅子取りゲームのように椅子を確保した。

ここからなら、充分に見られる。
そして、写真も撮れる。
安心して後ろを見回すと、
通路も入口も、
もう人が動けないほどになっていた。

これから始まる合唱は、
すごく楽しく温かなものになるに違いない。
それはこの観客の多さを見れば、
約束されている。

ところが、私が目にし、耳にしたものは、
想像を超えていた。
胸にズンと飛び込んで来たのは、
大人の男達が発する純粋で美しいエネルギーだった。





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