2016年10月20日(木)
一年ほど機屋さんに借りたままになっていたサンプルがある。
その社長さんがなさっていたストールが、とても優しい肌触りで、
一度触らせて頂いて忘れられずにいた。
それが、2014年の早春だったと思う。
そして、その後半年ぐらいずっと頭の片隅にあった。
その秋、そのストールを借りてみることにした。
どうにかして商品化したい。
どんな商品にしたら良いだろうか。
使ってあるのはカシミヤとコットン
お互いの素材がお互いの良さを引き立てていて、
何ともいえない柔らかさだ。
動物性の素材と植物性の素材。
それがほぼ同率に使ってある。
その組み合わせが醸し出す、なんとも言えない安心感。
私はそのストールに魅了されてしまった。
でも、いろいろな理由が重なって、
なかなか具体的な商品化に進まない。
いつか商品にしたいのだけど、
そのタイミングがつかめない。
そうこうしているうちに、月日がずるずると経っていき、
借りたサンプルはそのまま、
借りっぱなしになっていた。
機屋さんに申し訳ないと思いながら、
「近いうちに商品化するのだから」と自分に言い訳し、
そのまま何も言わずにサンプル箱の中にしまってしまった。
そして、2年も経とうかという今年の初夏に、
「今年こそ」と
私の頭と手と足と目とが一斉に動いた。
(続く)
2016秋冬 カシミヤコットン変りギンガムストール #2
2016秋冬 カシミヤコットン変りギンガムストール #3
2016秋冬 カシミヤコットン変りギンガムストール #4
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