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香港にも冬がやってきた



2013年12月9日(月)

あっという間もなく、師走に入ってしまって、
それも、もう十日も経とうとしている。
ひと月の三分の一が、師がローラーブレードを履いて
疾走しているように過ぎていく。

気を引き締めて、あらゆる事々をバリバリと片づけなければ、
と、気合を入れんとしている時に、
気の抜けるような、ほっこりした写真が送られてきた。


香港に住む姉の家の窓辺の写真だ。
うっかり捨て忘れた大根から、
葉がにょきにょき伸びてきたというのだ。

我が家も家庭菜園と称して、
根菜類の頭を捨てずに、
水に漬けて、流しの窓辺に並べておく。
そうすると、葉が勢いよく伸び、それを収穫して
お味噌汁の具にしたり、お酢の物の彩にしたりする。
大根、ニンジン、蕪が良い。

香港の姉にも勧めていたのだが、
あちらは暑いので、葉が伸びる前に実が腐ってしまって
上手く行かないのだと言っていた。

ところが、12月に入り、
さすがの香港も気温が下がってくると、
ちゃんと葉が伸びるのだ。

ちょん切られた野菜の端っこでも、
しっかり季節を感じているのだなぁと、
姉が感心して写真を送ってくれたのだ。

香港でも大根は冬の野菜なのだ。
当たり前なのだが、なんだか嬉しい気がする。
今夜は温かいお味噌汁を飲んだだろうか。





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