梅雨の合間に



2014年6月13日(金)

【鬱陶しい】という、やたらに画数の多い複雑な漢字を使った単語が
この季節に良く使われる。

なぜか。
この時季、樹木が急に成長し、
人間の背をはるかに追い越し、
頭上に枝や葉が生い茂り、
完全に地上を覆い隠し、
陽の光も遮ってしまう。

そして、この時季ヒトの髭も急成長し、
顔中がモッサモッサになる。

顔の上も頭の上も、生命力の強いもので覆い尽くされ、
その僅かな隙間から覗くのは、
分厚い雲に覆われたどんよりした空。
「鬱」という漢字は夏の前の雨量の多い時期の自然を表したものである。

その次に続く「陶」には、どのような意味があるか。
それは、まだ解明されていない。。。
(出典: ハルキペディア)

という出まかせはここまでにして。

こんな季節だけれど、
我が家の前の威厳ある邸宅には、
毎年この時季、忘れずに紫陽花が咲いてくれる。
二階のまどからその色が目に入るたびに、
心が和む。

久しぶりにカメラを手にした。


雨もまた良し。




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