2013年 ありがとうございました。


2013年12月31日(火)

今日はいよいよ大晦日。
2013年もあと1時間ほどで幕を閉じようとしています。

今年は、多くの方から、
例年に増して時間の過ぎるのを早く感じた、という声を聞きました。
私自身も例外ではありません。
今年のお正月が、つい3~4か月前のように思えます。

それでも、今年経験したこと、身の回りで起こったことを
思い出してみると、
様々なことがありました。

1月には、ウェブサイトを刷新し、
harukiiというブランドについて、多くの方に分かって頂けるよう、
充実したページを作りました。

2月には、展示会、そして、初めての単独販売会を開きました。
秋には、大阪のデパートで、一週間のショップを開きました。
お客様に直接お会いし、
商品を手に取って頂くことができたのは、
何より嬉しいことでした。

昨年からの卸先様との絆も太くなり、
商品を沢山扱っていただきました。
新しいお取引先もできました。

新製品を春、初夏、そして、初秋に発売しました。

秋物には、新しく『捺染』という技法に挑戦し、
表現の仕方も広がりました。

11月末には、【harukii オンラインショップ】をオープンし、
ネットでのお買い物をして頂きやすくしました。


こうして振り返ってみると、
多くの方との出会いがあり、関係が生まれ、
そして、時間や気持ちを共有しました。

同じ目的に向かって山を乗り越えた方もあります。
温かいまなざしで、いつも変らず見守って下さる方もあります。
そうした方々のお蔭で、
harukiiはすべてのことをなしとげ、
また次の糧にすることができているのだと思います。
歩みはかなり遅いharukiiですが、
少しずつ、確実に前に進んでいます。

ここに改めて、皆様にお礼を申し上げたいと思います。

商品を買って下さった、お客様。
ブログをお読みくださった読者の皆様。
harukiiを応援して下さる、すべての皆様
今年一年、本当に有難うございました。
皆様への感謝の気持ちは、言葉で言い表せるものではありません。
harukiiはこれからも、誠心誠意、
皆様に喜んでいただける商品を作り、販売していくことで
感謝の気持ちをお返ししていきたいと思います。

皆様の2013年が素晴らしい年であったように、
来る2014年の明るく清らかでありますよう、
心よりお祈り申し上げます。

2013年大晦日
株式会社はる希
髙橋裕子

三軒茶屋、キャロットタワーから見る日没。
富士山の姿が浮かび上がって見えました。



ついおくの彼方に



2013年12月30日(月)


♪ 探しものは何ですか

  見つけにくいものですか

  カバンの中もつくえの中も

  探したけれど見つからないのに

  まだまだ探す気ですか

  それより僕と踊りませんか


と、井上陽水さんは歌っているけれど、
陽水さんと踊っていては、やはり探し物は見つからないと思う。

わたしの場合、探し物は、九分九厘「ついおくの彼方」にある。

年末、仕事納め、大掃除。
今、日本全国で、掃除が行われている。
そして、今日明日は大詰め。
明後日には、確実に元旦がやってくる。

元旦と共に福が訪れるらしい。
だから、お正月は、掃いたり拭いたり流したり、ということを
やってはいけないらしい。
福が掃きだされたり、拭われたり、流されたりしてしまうからだ。

私は、掃除が好きではない。
特に、なぜこの寒い時期に大掛かりの掃除をしなければならないのかと、
毎年文句たらたらで掃除をしている。

私が掃除がキライな理由ははっきりしている。
それは、整理整頓が下手だからだ。
だから、ものがすぐに溜まる、散らかる。

整理整頓が下手ということは、どういうことか。
物の納まる場所を見つけたり作ったりする能力に
欠けている、ということだ。
物の納まり場所がないから、
物をついその辺に置く。
その「つい置く」が溜まると、物が地層となる。
そして、下に埋まったものは、長い間日の目を見ないことになる。

元の位置が決まっているものを戻すことすらできないのに、
元の位置が決まっていないものは、
どうしたらいいのか。
しばらくその物を持って思案し、
ウロウロし、
そして、つい、その辺に置いてしまう。
置くときは、
「今は、つい置いている。
けれど、すぐに納め場所を作らなければだめだ。
今は、本当の、臨時の置き場所なんだから。
あとで、必ず置き場所を。。。」と
自分に言い聞かせる。

そして、そのことをすぐに忘れる。
置き場所を忘れるだけでなく、何かを置いたことも忘れる。
そして、後日、意外なとこで意外なものを発見し、
「ふーん、こんなところにも置くのか」と
妙に感心する。

もう一つ、つい置く理由がある。
物を本来納める場所に仕舞う途中でそれが起こる。
何かが目に入ってしまう。
そうすると、「それを仕舞う」という行動の最中であるのに、
もうその新しいことを先に済ませたくなってしまうのだ。
「その方が、合理的だから」と思い込んで。

使ったハサミを二階から一階に戻すとする。
廊下を歩いているうちに、洗濯ものが目に入る。
どうせ一階に行くのだから、これも一緒に持っていこう。
でも、それには、きちんと畳まなければ。
で、最初に持っていた物を、廊下の途中にある
洗面所の棚の上に、つい置く。
そして、途中の部屋に入って、洗濯ものを畳む。
畳んでいる途中で、
「あ、いけない。
これよりも、今日発送するあれを、先にやらなければ。」
洗濯ものは、そこに置き去りにされる。
そして、その発送作業が終わって、
荷物を持って階段を下りる。
洗濯ものも、洗面所のハサミも、すっかり忘れている。
そして、一階でゆっくりとコーヒーを淹れて
母とおしゃべりを楽しむ。
そして、デスクに戻って
「さてと。」

ハサミのことが思い出されるのは、洗面所で顔を洗うときだ。
思い出すのではなく、発見されるのだ。
「あ、そういえば、洗濯ものも」
中途半場に畳まれた洗濯ものが、夕日に照らされている。

たいがい、つい置くは、とんでもない場所である。
せめて、一か所にできればいいと思う。
そう思って、出来る限り、デスク上に置く努力(?)はしている。
とりあえず、デスクの上にさえ探せば、
何時かはでてくるのだから。
部屋中、いや家じゅう探すより、すこしだけ時間が短縮できる。

私のコンピューターの周りには、
小高い山がすぐできる。
そして、山は美しい地層をすぐに形成する。
探し物は、この地層の下の方にある、はずだ。
上がくずれないように、そっとそっと地層をめくりながら、
下を探す。
ほーらね。
やっぱりあった。

探し物は、ついおくの彼方にあるのだ。
陽水さんと踊っていても見つからない。
ついおくの地層の彼方、奥深くにある。

でも、陽水さんは続ける。

♪ 探すのをやめた時

  見つかる事もよくある話で

  踊りましょう 夢の中へ

  行ってみたいと思いませんか?



そう。
少し探しても見つからないときは、
探すのをやめる。
そして、他のことをする。
そうすると、全く期待していないときに
出てくるものだ。

陽水さんと踊るのは難しいけれど、
夢の中に行くのは簡単だ。
だから、私は
ついおくの彼方にも見つからないときは、
寝る。

  夢の中へ 夢の中へ

  行ってみたいと思いませんか

今も、このノートパソコンのモニターの向こう側には、
小山の赤ちゃんのようなものがある。
この間きれいにしたばかりなのに。
放っておいたら、すぐに立派な山になう。
でも、あすはもう大晦日。
元旦前には、一度更地に戻しておきたい。
小山の上に『福』が舞い降りたら、
福がすぐに転げ落ちてしまうから。

ポーランド南東部のカルパティア山脈に見られる地層 (ウィキペディアより)







【お知らせ】Style Storeの年間人気ランキングトップ50に入りました。



2013年12月29日(日)

harukiiの商品を扱って下さっている
インターネットのセレクトショップ、
Style Storeさんは、
毎年末、その年の人気商品のランキングを
100位まで発表されています。

今年もそのランキングが発表されました。
そして、なんと、
harukiiの【ぼかし染シルクカシミヤストール L グレー】が
38位に入っていました!

ちょっと分かり辛いですね。
真ん中からちょっと下にあるのですが、
見えますか?
拡大すると、、、。

ほら、ありました!

Style Storeさんには目利きのバイヤーさんが何人もいらっしゃいます。
そして、日本全国から様々な商品を見つけ、吟味し、
選りすぐりの良品のみをショップで販売しています。
以前、一人のバイヤーさんだけで、百社以上の仕入先を担当していると
伺ったことがあります。
ですから、商品のお取扱い総数は、軽く千点を超えていると思います。

その中での、年間38位です。
もう、“堂々”という冠を付けてもいいくらいの順位だと思います。

創業2年目で、商品数も少ないharukiiです。
まだ足腰も弱く、
例えて言うなら、生まれてすぐにヨロヨロと立ち上がった、
鹿の赤ん坊のようなharukiiです。
そのharukiiの商品を、多くのお客様が「好きだ」と言って、
買って下さったのです。

嬉しいという気持ちよりも、驚きの方が先に立ちます。
「ほ、ほんと? ホントに? 本当なんだろうか?」

さっそく担当のバイヤー、中井明香さんにメールをしました。
「ランキングで、38位に入っているのを見ました!」
すぐにご返事が来ました。
「・・・○×△・・・(ヒミツ)・・・!!」
どうやら、間違いではなさそうです。

わー! すごい!
心の中で、小さくガッツポーズです。
そして、その後で嬉しさが、
じわりじわりと込み上げてきます。

harukiiのストールを買って下さったお客様、
本当に有難うございました。
心の奥底より、感謝申し上げます。

この【ぼかし染シルクカシミヤストール Lサイズ】グレーは、
在庫が僅少になってまいりました。
Style Storeさんでは、本日現在、2枚あります。
irakaさんには、まだ数枚あるようです。
(irakaさんの写真が、とても素敵です!)
【harukii オンラインショップ】では、売切れてしまいました。
Sサイズ、XSサイズや、他の色なら、まだ在庫がございます。
他の色も、とても発色がいいと、お褒めの言葉を頂いております。

どうぞ、2013年頑張ったご自身へのプレゼント、
そして、新年のご挨拶や、お誕生日プレゼントなどに、
こちらの【ぼかし染シルクカシミヤストール】をご用命ください。

もうすぐ新年が参ります。
harukiiは新作の企画に入りました。
また皆様に喜んで頂ける商品を、
心を込めて作っていきたいと思います。

harukii
髙橋裕子










【お知らせ】コンビニ決済が始まりました。



2013年12月25日(水)

【harukii オンラインショップ】で、
『コンビニ決済』がご利用頂けるようになりました。

harukiiの商品をオンラインショップでご購入される場合、
これまで
 ・クレジットカード決済
 ・銀行振込
 ・代金引換
の3つのお支払方法がありましたが、
新たに
 ・コンビニ決済
が加わりました。

商品の配送の前にお支払い頂く場合、
銀行がお近くに無い場合でも、
以下のコンビニエンス・ストアでお支払い頂けます。


 ・ファミリーマート
 ・ローソン
 ・ミニストップ
 ・サークルK
 ・サンクス
 ・セイコーマート

詳しくは、本ブログ上部、harukiiのロゴの下にあります
【購入の仕方】のメニューをクリックして頂くか、
こちらをご覧ください。 〉〉〉

【harukii オンラインショップ】は、こちらからお入り下さい。〉〉〉

皆様からのご注文を、心よりお待ちしております。

harukii
髙橋裕子





クリスマスプレゼントがやってきた。



2013年12月17日(火)

大きな荷物が届いた。
大きくて、かなり重い。
伝票に、優しい文字で「やさい」と書いてある。

わ、わ、わ。

この大きさ。
この重さ。
やさい?

急いで箱を開く。
なかから、ずっしりと重く、大きな冬の野菜が、
次から次へと出てきた。

本当は、これ以上ある。
昨日畑から収穫されたばかりの野菜たち。
京都の舞鶴に住む母のお友達からの、クリスマスプレゼントだ。
野菜作りが趣味のお友達だ。
でも、もう趣味の域を脱している。
これは、もうプロ作る作物だ。

とりあえず、全体に霧を吹く。
せっかく瑞々しいまま箱詰めして頂いたのだ。
一日車に揺られて疲れているだろう野菜たちに、
まずは、水分補給だ。
みんな、お疲れ様。
ずっしり重い肉厚のキャベツ。
しっかりと巻いた白菜。
蕪、ではなく、これは大根。
ブロッコリーも、茎が太く、緑が濃い。
まだ元気いっぱいの大根の葉。

こんなにいっぱい、食べられるかしら。
ふふん。
食べられるのです。
ちゃんと、霧を吹いて、
新聞紙に包んで、
寒い場所に置いておけば、
野菜は十分長持ちするのです。
そして、我が家は八百屋さんも感心する野菜好き。
見る見るうちになくなります。

そして。
漬物づくりが得意な母が、干したり揉みこんだりして、
美味しいお漬物を沢山作ってくれるでしょう。
細腕に縒りをかけて。

わたし?
私は食べる人。

そして、そして。
なんと、群馬の前橋からは・・・
下仁田ネギがどっさり届きました。
しっかりとした根っこもついて、
太いネギ。
この下仁田ネギは、伝統的な育て方をした、
正真正銘の下仁田ネギだそうです。
(「なんちゃって下仁田ネギ」もある、ということか。。。)
まだ泥も付いています。
でも、一皮むくと、こんなに真っ白。
ピッカピカです。
あら?
あーら?
やっぱり。
ネギの皮に、うっすらと赤い色が。

そうなんですよね。
どんな野菜も、どこかに赤い色を持っているんですよね。
大抵は芽に赤い色素を持っているのですが、
このネギは、皮にも持っているのですね。
赤という色は、やはり生命の色なんですね。

家で一番気温の低い場所というと、
それは玄関。
だから、今、玄関はまるで野菜置場になっている。
ネギの臭いと柚子の香り。
この二つが混ざって、
玄関を通ると、必ず
「今夜も鍋だ」と思ってしまう。

あ、作るのは母。
私、食べる人。

鍋にはあれがなくちゃね。
美味しい日本酒を買ってこよう。
それぐらいは、お手伝いしますよ。




【お知らせ】シルクカシミヤ・ガーゼストールの販売を開始いたします。




2013年12月15日(日)

【シルクカシミヤ・ガーゼストール】の販売を開始いたします。

*******

サイズはSのみで、ネイビーとロイヤルブルーの二色展開です。

素材:    シルク 60%、カシミヤ 40%
サイズ:   幅 110cm、 95cm
色:     ネイビー、ロイヤルブルー
重さ:    40g
価格(税込): 13,650円

≪ネイビー≫

 

≪ロイヤルブルー≫
 


◆原材料産地: シルク / ブラジル
        カシミヤ / モンゴル

◆加工地
紡績: 東南アジア
糸の糊付け・糸染・織り: 山梨県南都留郡
染め・洗い: 山梨県都留市
乾燥・整理・検品・袋詰タグ付け: 山梨県南都留郡

*******

日に日に気温が下がり
東京でも日中でも室内の暖房をつけなければならないほど、
寒くなってまいりました。

一日中ストールを巻いていたい、というお客様のために
大好評をいただいております、シルクカシミヤのガーゼの生地で、
単色の短いストールつくりました。

この生地は、大変薄くて軽いため、
110cm x 95cm という大きさでも、
きっちり巻いて、お首の回りにこじんまりと納まり、
北風や冷たい空気からお肌をしっかりと守ってくれます。

また、広げてふわりと肩に掛けてお使い頂くと、
首や肩の周りがほっこりと暖かくなります。


※irakaさんでは、
 ストールを下の図のように三角形に折って使っていらっしゃいます。


      ↓↓↓



ネイビーは、室内の蛍光灯の下では、
黒に近い深い色です。
ところが日中屋外に出ますと、青い色が際立ち、
渋みのある色に変ります。

この色に染めた理由は、
特におしゃれには関心がない、
けれど首元には何かを巻いて暖かく過ごしたい、
という男性でも気負わず負けるストールにしたかったためです。
巻いていて、心が静かに落ち着く色。
それは、ごく渋い紺色しかないと思いました。

室内と屋外とで色が違って見えるのは、
シルクとカシミヤが違う性質を持っていて、
それぞれに染料の浸み込み方や光の反射の仕方が違うからです。
ですから、一色で染めても、色に奥行きが出るのです。

ロイヤルブルーの方は、それより少し華やかにし、
おしゃれを楽しむ男性や女性に巻いて頂きたいたいと思い、
染めました。
色だけを見ると、少し派手な気が致しますが、
実際に身に付けてみると、顔映りが良く、
しっくりと肌に馴染みます。
表情が明るくなる色です。

今年はイギリスの王室におめでたがあり、
世界中の人が温かい気持ちになりました。
イギリス王室のカラーであるロイヤルブルーは、
これから世の中が明るくなる象徴の色のような気がしています。

家の中でも外でも、一日中巻いていられる、
シルクカシミヤのガーゼストール。
皆さまもぜひお使いになってみて下さい。
きっと、冬の間中離せなくなる一枚になると思います。

【お知らせ】ランダムストライプ・シルクカシミヤストールの販売を開始いたします。



2013年12月14日(土)

本日より、【harukii オンラインショップ】にて、
【ランダムストライプ・シルクカシミヤストール】の販売を開始いたします。

*******

L と S の2サイズ展開です。


素材:    シルク 60%、カシミヤ 40%
サイズ:   幅 110cm
       長さ L 200cm、S 95cm
色:     ピンク、モノ、レッド、ブルー
重さ:    L 80g、S 40g
価格(税込): L 29,400円
        S 19,950円

L ピンク
S ピンク

L モノ
S モノ

L レッド
S レッド

L ブルー
 
S ブルー



◆原材料産地: シルク / ブラジル
        カシミヤ / モンゴル

◆加工地
紡績: 東南アジア
糸の糊付け・糸染・織り: 山梨県南都留郡
染め・洗い・乾燥: 山形県鶴岡市
整理・検品・袋詰タグ付け: 山梨県南都留郡


このストールは、捺染という手法を使って、手作業で染めています。


ランダムの太いストライプが、軽やかでモダンな表情を作るストールです。
とても軽くて暖かいシルクカシミヤのこのストールを巻いて、
軽快に颯爽と、街の中にお出かけください。

皆様からのご注文を、心よりお待ちしております。

【お知らせ】iraka で harukii のお取扱いが始まりました。



2013年12月12日(木)

昨日より、iraka というお店で、
harukii の商品のお取扱いが始まりました。
iraka は楽天市場の中にある、オンラインのセレクトショップです。
神戸にある甍(いらか)という会社が運営しています。

iraka さんの有力商品は、
何と言っても、あの有名な彫刻家、
イサム・ノグチの akari(あかり)シリーズでしょう。
akari は、イサム・ノグチによってデザインされたランプシェードです。
岐阜提灯の伝統技術を使って作られている、ロングセラーの製品です。
代表的なデザインは、これでしょうか。



iraka さんは、イサム・ノグチの akari を、
日本で一番多く取り揃えているお店です。
ということは。。。
おそらく世界でも一番でしょう。
実際に、海外からの注文もあるそうです。

そして、akari 以外にも、独自の審美眼で選りすぐり、
小さな食器から、家具、時にはお菓子まで、
日本全国から、様々な良品を取り揃えています。

品揃えを見ると、男性向け、女性向け両方ありますが、
すべてに共通するのが、
デザインや雰囲気だけに流されず、
しっかりとした技術に裏打ちされた、
武骨な商品を選んでいるということ。
商品を見る目が確かなのはもちろんのこと、
時には生産現場を見届け、
確かな技術に裏付けされた商品だけを取り扱っているのです。

すばらしいのは商品の品ぞろえだけではありません。
お客様への対応が迅速で、丁寧。
そして、商品の梱包の仕方も美しいと、
お客様による評価は上々。
プレビューを見ていると、
とてもきちんとしたお店だということが、強く伝わってきます。

そんな商品群のひとつに harukii も迎え入れて頂き、
大変光栄に思っております。

楽天市場の中のショップです。
楽天の会員のお客様は、
ぜひirakaでお買い物をなさってみて下さい。




harukii
髙橋裕子





続々・石



2013年12月10日(火)

思い立って、自室のレイアウトを変えてみた。
そうしたら、図らずも年末の大掃除のようになった。
普段動かさない、重くて大きい物の陰から、
たまった埃が出てきた。
それを掻き出し、吸い取り、
大きいものをあっちへこっちへ動かし。
二日かけて、模様替えが終わった。

机の向きを変えた。
気分が変わる。
しばらくこれもいいな、と思う。

そして、いままで置き場所の無かった石たちにも
小さなスペースが与えられることになった。

久しぶりに明るい場所に出てきた石たち。
随分埃もかぶっているだろうと、
石たちをどっぷりと水に浸けた。

すると、石の表面から、細かい泡が出てきた。
固い表情の石なのに、小さな孔が開いているのだろう。

その泡は、とても小さく、
順序だって、規則正しく、
まっすぐ上に上がってくる。
いつまでもいつまでも。
よほど小さい孔なのだろう。

いつまでもいつまでも、
小さな泡は途切れずに上がってくる。
それを眺めていると、
なんだか、太古の昔の空気に触れたような気になってきた。


そういえばこの石、いつの時代から石なのだろうか。
どこで拾ってきたかも忘れてしまった石。
別段魅力的でもない、ふつうのゴツゴツした石。
時々蚊取り線香の台になって、
焼け焦げを二つもつけられてしまった石。
私なんかより、ずっとずっとずーーーっと永く生きている石。

文句も言わずに、暗くて風通しの悪い場所に
一年以上も追いやられていた石が、
急に何か神秘的なものに見えてきた。


「石」

「続・石」





香港にも冬がやってきた



2013年12月9日(月)

あっという間もなく、師走に入ってしまって、
それも、もう十日も経とうとしている。
ひと月の三分の一が、師がローラーブレードを履いて
疾走しているように過ぎていく。

気を引き締めて、あらゆる事々をバリバリと片づけなければ、
と、気合を入れんとしている時に、
気の抜けるような、ほっこりした写真が送られてきた。


香港に住む姉の家の窓辺の写真だ。
うっかり捨て忘れた大根から、
葉がにょきにょき伸びてきたというのだ。

我が家も家庭菜園と称して、
根菜類の頭を捨てずに、
水に漬けて、流しの窓辺に並べておく。
そうすると、葉が勢いよく伸び、それを収穫して
お味噌汁の具にしたり、お酢の物の彩にしたりする。
大根、ニンジン、蕪が良い。

香港の姉にも勧めていたのだが、
あちらは暑いので、葉が伸びる前に実が腐ってしまって
上手く行かないのだと言っていた。

ところが、12月に入り、
さすがの香港も気温が下がってくると、
ちゃんと葉が伸びるのだ。

ちょん切られた野菜の端っこでも、
しっかり季節を感じているのだなぁと、
姉が感心して写真を送ってくれたのだ。

香港でも大根は冬の野菜なのだ。
当たり前なのだが、なんだか嬉しい気がする。
今夜は温かいお味噌汁を飲んだだろうか。