OB会



2012年7月3日(火)

一昨日、高校時代の剣道部のOB会懇親会に参加した。

このOB会は、名簿の一番年配の方が
昭和36年度卒業。
つまり、1961年に18歳だった方だ。今年69歳になられる。
会員数は125名。
高校の部活のOB会としては、なかなか歴史が長く、
大きなものではないだろうか。

私はこの会に所属しながらも、
長らくいろいろなイベントに参加しないできた。
もう剣道どころか運動は一切していないし、
なにやかやで、参加する余裕がなかったためだ。
同期の仲間にさえ連絡を取っていなかった。
年賀状も、不義理をすること多々。
もう、先輩方に合わせる顔がない。

しかし、今年は迷いに迷った末に「出席」の返事を出した。
今年のこの会に参加しないと、
今後この会とは縁遠くなってしまう気がしたからだ。
私が今年起業したこと、
それを皆さんにご報告することを利用して
ご挨拶のきっかけにし、
またこの会の仲間に入れて頂こうと考えた。
それは、人とのつながりを大切に思うようになったからだ。

私に剣道は全く似合わない。
そもそも全くの運動オンチだし、
剣道は痛くてつらい。
手首や腰、太ももまでいつも青あざだらけ。

稽古では、前半の基礎稽古ですでに息が上がった。
試合では、面をつけた途端に眠くなった。
合宿では貧血で倒れ、半分は見学していた。
旅館で作ってもらった玉子酒の美味しかったこと。

なんで剣道など始めたのだろう。

きっと、武道の何かを学びたかったのだと思う。
武士道の、何か自己を律するような精神に
触れたかったのだと思う。

心・技・体の神髄にはちっとも近付けなかったが、
それでも小さなことを学んでいるはずだ。
それを確信するためにも、
再び先輩方後輩たちの間に挟まって、
往時の空気を吸いたいと思ったのだろう。

高校時代に、何かとても深い縁があって知り合った方々だ。 
その後、恩師が尽力され、先輩方もその意を受けて
これまでOB会を継続し、大きくしていただいた。
それは、剣道を離れても信頼できるつながりを
皆さんが大切にされてきた賜物だ。

私の参加など微力だが、
それでもお世話になった先輩方、後輩たちに御恩をお返したい。
会に参加することによって、輪を少しでも広げたい。
そう思うようになった。

会場に足を踏み入れる前は、
のどがカラカラに乾くほど緊張した。
「どうも大変ご無沙汰して、本当に申し訳ありません」
「よぉ、久しぶり! 元気にしてた? 今どうしてるの?」
どの先輩方も、気持ちの良い笑顔で迎えて下さった。

起業のご報告も、自然にできた。
「すごいね。応援するよ。頑張って」
皆さん温かく優しい。泣きそうになる。
人のつながりは本当に有難い。
改めて恩師に感謝した。

先生、
剣道はぜんぜん上手くならなかったけれど、
大切なものを頂きました。
本当に、ありがとうございました。
合掌

恩師自筆の手ぬぐい




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